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私の傍にはいつもあなたが居たのに、それを当たり前に想っていた私は、、、。

作者: 七瀬







私の傍にはいつもあなたが居たのに、それを当たり前に想っていた私は、、、。

彼を失って、ようやく分かった。

彼とは子供頃から幼馴染で、いつも彼は私の傍に居てくれた!

私が道端で転んだ時も、いち早く私に近寄ってきて慰めてくれたのも彼。

私が小学4年生の時に、いじめっ子にいじめられていた時も彼が誰よりも

先に私をいじめっ子から助けてくれた。

私は何時しか彼が私の傍に居る事が当たり前だと思いはじめる。



・・・そのうちお互い、恋人もできてWデートもしたりして。

あの頃の私は何もかも順風満帆だと思っていた。

私は彼もそうなんだと信じ切っていたわ!


でも? お互い違う高校に行くようになると、、、?

なかなか私と彼は会えなくなっていったの。

それでもたまに会うと? お互いの事を時間を忘れて話したりもしたわ。

それが凄く私は嬉しかったし楽しかった。




・・・でも? 彼が大学は東京に行くと言ってそのまま連絡がつかなく

なっていって。

私は彼が心配で、地元の大学に行っていたけど?

直ぐに“中退”して彼を追って東京に向かったの。

彼から東京の住所は最初に聞いていたから、その住所に直ぐに行ったわ!

そしたら? ボロボロのアパートで彼の部屋のドアの鍵がかかっておらず、

私は電気が真っ暗な部屋の中へ、そしたらベットがギシッギシッと音がした

からその音が鳴る方へ私は目を向けると? 彼と見知らぬ女がベットの中で

モゾモゾしてて、私は思わず彼の名前を呼んでしまったの!




『斎! 斎なの?』

『えぇ!?』

『“誰?”』

『・・・マジかよ! なんで俺の部屋にユズが居るんだよ!』

『その女誰よ? 斎の知り合い?』

『“あぁ、幼馴染だよ。”』

『幼馴染がなんで勝手に斎の部屋に居るのよ!』

『ドアが開いてたから、』

『ドアが開いてても、普通! 入って来ないでしょ!』

『まあまあ、取り合えず! 菜々花、帰ってくれないか?』

『はぁ!? 帰るのはこの女でしょ!』

『遠くから時間をかけてここまで来てくれた幼馴染を簡単に追い出せないよ、

頼む! 今日のところは、帰ってくれ!』

『えぇ!? 本気で言ってんの?』

『マジマジ!』

『“本当にサイテーな男ね! こんな男には、気をつけた方がいいわよ!”』

『“忠告ありがとう。”』

『でも、アンタ! 肝が据わった女よね! 何も感じないの?』

『“幼馴染って、こんなもんよ。”』

『じゃあね、もう帰るわ! また連絡するから。』

『あぁ、気をつけて帰れよ。』

『バーカ! 今頃優しくしても許してあげないんだから!』

『はいはい、帰っていいよ。』

『そんな事言われなくても、とっとと帰るわよ!』

『じゃあな。』

『・・・・・・』

【ドン】

『・・・マジで、ドアぐらい優しく閉めて帰れよな。』

『・・・それで、あの女とベットで何してたの?』

『“彼女みたいな事、言うなよ~まあゆっくりしていけるんだよな!”』

『まあね、何日か泊めてくれるんでしょ?』

『好きなだけ居ればいいよ、ユズは俺の幼馴染なんだし、気を遣うなんて!

ユズらしくないよ。』

『ありがとう、そのつもりで旅行カバンにいろいろ詰めてきたの!』

『・・・はぁ!? 家出じゃないよな? おばさんに俺から電話しておこうか、

それに、“大学はいいのかよ!”』

『もう、やめたわ!』

『はぁ!? やめた!?』

『いいじゃない! 私の事なんだから!』

『“今日は説教するわ! 俺は納得してないからな!”』

『はいはい、晩ごはんは何が食べたい?』

『えぇ!? 作ってくれるの? じゃあ、久しぶりにオムライスがいいな。』

『本当に好きだよね、オムライス! いいわよ。』

『マジで嬉しい! どこの店で食べても、ユズが作るオムライスより

美味いオムライスに出会った事がないからさ。』

『言い過ぎよ!』

『これは本当の話だよ、俺は世界一ユズが作るオムライスが何処のお店の

オムライスよりも美味いと思ってるからさ!』

『嬉しいな、そう言われると美味しいオムライス作らなくっちゃね!』

『もう今日の晩ご飯が楽しみになってなってきたよ。』

『まだ気が早いんじゃない! その前にお昼ご飯が先よね!』

『じゃあ、どっかに食いに行くか?』

『うん。』







彼と久しぶりにいろいろ話が出来て私は凄く嬉しかった!

でも? 彼から衝撃な事を訊いた私は、その言葉に愕然したの!



『“俺さ、先の女の子と結婚するんだ!”』

『えぇ!?』

『まだ彼女には言ってないんだけど、でも初めて彼女と会った時から

ずっと決めてたんだ! それに一番先にユズに話せて凄く良かった!』

『・・・け、結婚か、』

『“喜んでくれないのかよ!”』

『う、嬉しいに決まってるじゃない!』

『“やっぱり、幼馴染のユズに1番先に話せて良かったわ!”』

『・・・ううん、』





私は何処かで、“彼とは永遠にこの関係性は変わらないモノなんだと

思い込んでいたの。”

ずっとこの関係が続いていくんだなって、そう想っていた。



でも違ったわ!

当たり前だけど、彼は他の女性ひとを好きになり、私よりもっと大事に

想える女性ひとが出来て、結婚したいとか想ってて......。

なんか凄く複雑な気持ちになったけど、、、。

私は彼にとって、“ただの幼馴染だった事がよく分かった!”

【それ以上でも、それ以下でもない!】

お互い大切には想っているけど、“それは恋愛感情じゃないのよ!”

私の傍にはいつもあなたが居たけど、それを当たり前に想っていた私は、、、。

“この関係が終わった事を知ったわ。”

さようなら、私の恋心を奪ったあなた......。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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