04
どうもアイリスです。
今日は王立学園の試験を受けに来ています。
なぜ試験があるかというと、この試験はクラス分けのためなのよね。
この試験の結果によって上からSクラスからFクラスまでの7クラスに分けられるのでも、Fクラスでも落ちこぼれとか言いうことはないのよ。
他の学園なら、間違いなく上位に入る実力者揃いなのよね。
クラス分けは、Sクラスが30名で残りのクラスが45名の合計300名、単純に上位からの実力順で年に四回ある試験で、クラス分けされる。
つまり、年に四回クラス分けがあるということね。
まず最初は筆記試験、前世のときのように学科ごとに別れているわけではなくて一回でいろんな教科の問題を解かないといけないの。
でも、私には前世の記憶があるし楽勝よね、こんな所は余裕よ余裕!
て、初代国王の名前と成し遂げた業績を三つあげよて何よ!知らないわよそんなの。
初代国王の名前なんか聞いたことも無いわよ。
ターニャさんが「風邪」をひいて寝ていました、そこに牛と蝶がお見舞いに来ました。
牛は、「もう」と鳴きました蝶は「チョウ」と鳴きました。
さて、ターニャさんの病気は何でしょう?
何なのこのふざけた問題は、ここは幼稚園かなんかなの? 牛や蝶がお見舞いに来るわけがないじゃない、あり得ないでも、異世界なんだし獣人とかもいるみたいだからその類いなのかしら、でも、これは簡単ね「盲腸」よでも、でも牛はともかく蝶が鳴くなんてあり得ないよねでも、こっちだと違うのかしらね。
それにしても、全くふざけた問題よね、後でこの問題を考えた人に教えてあげないとね。
でも、異次元だしこっちの蝶は鳴いたりするのかしら?鳴いている所なんて聞いたこともないけれど。
そんなこんなで、筆記試験は滞りなく終了したの、楽勝よね。
次は魔力測定ね、これは一人一人水晶玉を触ってその結果が書かれた紙が水晶玉の上に出現するのでそれを見れば分かるのよね。
書かれている項目は、名前と数値化されたステータスそれに使える魔法属性、ただし使える魔法の種類までは分からないらしいのよね。
それでも今の私のステータスがばれたらかなりやばい事になりそうなので、偽装する事にしたのよ、実はあのしおりが優秀だったのよ、なんとあのしおりにはレベルがあって使えば使うほどレベルアップしていくのよ。
今ではもうボビーなんて呼びかけ無くてもちゃんと応えてくれるの出来ることも増えたしね。
未だに天気予報は実装しないけれどね。
今日の試験を受けている皆の能力平均値て分かるのて聞いてみたの。
「はい、わかります」
それじゃ、その中の上位30位を抽出してその平均値にステータスを偽装してね。
でも、魔法適正は、全属性でお願いね。
せっかく全属性使えるのに、そこを誤魔化したら後でつかえる魔法に制限がかかってもいやだしね。
「了解しました、偽装を完了しました」
さて、これで安心とあらためて周りを見回してみると水晶玉は10個ほど用意してありその前に列が出来ている。
あれ、みんなもう並んでいる私何処に並べばいいのかな?しくじったボビーと話していて聞き逃したらしい。
これは、やっちまったと立ち尽くしていたら、試験官が気がついて話しかけてきた。
身長が高く髪を腰あたりまで伸ばしている美人さんだ。
「あなた、何をしているのサッサと列に並びなさい」
いや、どの列に並ぶか分からないんですがと素直に返してみた。
だって、今さらごまかしようがないよね。
いよ、私の正直者偉い
「なに、あなた話を聞いていなかったの?もういいわあなたの番号は何番」
額にてを当てながら、話しかけてくる。
なんかよく見たらそんなに美人さんでも無かった。
こういう所は前世と変わらないんだなと思いながら答える
33番です
「だったら、左から2番目の列よ測定の流れが止まっているでしょう。なぜかは、分かるわよね」
本当だ、どうしてでしょうね。
さっさと進めないと後が使えるのにと言ったら怒られた。
「何を言っているのかな?今日試験を受けている人数は丁度三百人そして、水晶玉は10個ほど、つまり一列三十人で、測定は番号順」試験官は続ける「つまり、ある列は貴方を待って止まっていると私は思うんだけれども、貴方もそうは思わないかしら?」
試験官さんの目が怖い
すいませんでした
私は水晶玉目掛けて走り出したのだった。
最初からやってしまった
さて、あらためて水晶玉に触ってみる。
少し時間を置いて紙が浮き上がってきた。
何処から出てくるのかしら、しかし手間がなくて魔法て素敵ね。
手に取って見てみる
名前 アイリス
年齢 十五歳
種族 人間
性別 女
レベル 7
力 237
素早さ 335
耐久力 329
知力 639
魔力 23500
魔法属性 火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、聖魔法
紙を試験官に渡し列を離れた。
「初日からずいぶんと目立っているわね」
一人の少女が話しかけてきた。
目立ちたくて目立ったんじゃ無いわよ、ちょっと不運だっただけなの
言いながら私の目はその少女に釘付けになっていたの。
スレンダーで、かなり控えめな胸そして、高身長何よりもめを引いたのは耳よ耳。
先が尖って長い耳よ、エルフよエルフ
エルフは人嫌いなんて言うけれどこの世界では、そうでも無いのね。
何せ自分から話しかけてくる位ともんね。
「私の名前はアムネリアス・グランバッハよ、よろしくね」
私はアイリス、ただのアイリスさ
あれ?でも、エルフがいるってステータスまずくない。
魔力とかは確か人種よりもかなり高かったはずよね。
これは、やっちやたかなと思ったが後の祭りだわね
「試験はどうだった、こうして会えたのも何かの縁だし一緒のクラスになれるといいね」
うん、そうだね一緒のクラスになれるといいよね。
三日後には結果が張り出され、その二日後には入学式でなのよ、学園生活がいよいよ始まる。