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どうもアイリスです。
あれから早くも2年の月日が流れ去り私も12歳になります。
私の今住んでいるのは、アグリネアといい人口は8500人位の小都市です。
石造りの街並みは、整然としており清潔感あふれた町なんですよこれが、何でも以前召喚された勇者が自分が召喚された都市のあまりにもな不衛生さに唖然として上下水道完備の都市に作り替えたそうなんです。
なんか国中の魔法使い総動員での大工事だったみたいですが、そのおかげで今では国土のほとんどに、上下水道網がいきわたっていて国民の健康状態何かも改善したみたいです。
よくやったぞ勇者共偉い!もしも、改善する前の状態に転生していたらと思うと本当に勇者には感謝しかないよ。
勇者と言えば、王都でまた勇者が召喚されたらしいてパパとママが話をしているのを聞いたんだけれどもやっぱり日本人なのかな?もしもそうなら会ってみたいなとは思うけれども、王都は遙か彼方で私はしがない小市民あえる訳が無いんだけれどもね。
しかし勇者かいいな、私も勇者だったら良かったのにな頼もしい仲間と力を合わせて旅を続けだんだんと力を付けていき遂には魔王を倒して王子様と結婚末永く幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたしてなもんよね!
ネット小説何かだと魔王を倒したら手のひら返しで処刑されるとかなんてパターンもあるみたいだけれど、勇者の我が儘を聞き入れて大工事までしてくれるような国だもん、そんな心配はないと思うしね。
そんな勇者が作り上げたのが三つあるのねその一つが学校よ、そうこの国には学校があったのよ、しかも義務教育で授業料が無料こんな中世レベルの時代でなんて素敵な好待遇よね。
その年に12歳になる者は全員入学が義務付けられていて三年間は通わなければならない。
この段階だと学生は貴族達と庶民で学校が別々なんだけれども、ここを飛び抜けて優秀な成績で卒業した者や王侯貴族それに有力商人なんかの子息なんかは王立学園への入学が認められてさらに高度な教育を受けられるて訳なのよね。
それで、王立学園は貴族や平民が一緒に学ぶことになっているの。
平民がここでの成績しだいでは立身出世も思いのままて可能性もある訳よ。
まあ、そういう風に平民にもチャンスがつかめる機会がある訳なんだよねこれはもう頑張るしかないよね。
で、もう一つが、戸籍制度これで国には色々と管理されるって訳なのよね。
最後に消費税、これがあるのを知ったときに少なくとも何人かは地球から召喚された勇者がいることを確信したわ、しかも税率25パーセントもあるのよもう高すぎやめてほしいわ。
そんなわけで、私は無事に王立学園に入学出来たのよ。