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6年2組悲劇の終焉物語   作者: 真咲 カナリア
~第一の物語~
7/42

ー現実と幻日ー(宮本光の目線から) ~中編~

※編集前をブログで公開しています。

もしよければ、アドバイスとかください((←中一

「落ち付いたか?」


蒼樹が話しかけてくる。

私の目はきっと真っ赤だろう・・・

自分でもわからないくらい泣いたみたいだから。


「・・・・うん、美希子ちゃん、大丈夫かな?」

「あいつもわかってると思うよ?」

「だといいな・・・・」


私は美希子ちゃんを殴った。

殴ってしまった。

その事実は変わらない・・・。


「田淵となにがあったんだよ、お前?」

「ただのけんかだよ」

「・・・・・そっか」

「りーちゃん・・・・」

「お前泣いてる間ずっと、りーちゃんっていってた」

「・・・・・」


自我をなくしてしまったようになっていた私はずっとりーちゃん、りーちゃんと言っていたのだろう。

自分のことだから想像がつく・・・。


「ひか!」

「・・・・ま、りこちゃん?」

「大丈夫?」

「え、美希子ちゃん・・・は」

「ん?」

「美希子ちゃん、怒ってる・・・よね?」

「美希子ちゃんは、怒ってない、みたい、だよ?なんか、反省、してた」

「・・・え!?」

「ひか?ごめんね・・・ひかのりーちゃんへの気持ちは私も知ってたのに」

「ううん、謝らないでよっ・・・ね?」

「時間ヤバくね?」

「あ”―――」

「ヤバいっ」


気づいた時にはもうチャイムはなり終わっていたようで、

先生はまだ来てなかったもののギリギリだった。

教室の自分の席からは美希子ちゃんが見えて、とっても気まずかった。

でも美希子ちゃんはニコッと笑ってごめんと手を合わせた・・・。

ただそれだけのことだけど、少し今まで傷ついてきた自分の心が少し癒されていくのが感じられた。


でも、リーちゃんのことが一番だった。


りーちゃんは私の明日・・・


未来・希望・・・・すべて・・・。




りーちゃんのためならなんだってできる。

なんだってするんだ!

だって今の私はりーちゃんのおかげでここにいるんだから―――――。


そんなことを考えているともう、朝の会が終わっていた。

このクラスで聞く最後の先生の話を聞きのがしたことを思うと少し悔しかったりする。

でも、りーちゃんを守れない私という存在があることのほうが悔しいから。



今、ここでもう一度誓う。




『私はりーちゃんのために生きる事』を。

まさかの後編ありです。

引き続きよろしくお願いします。

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