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6年2組悲劇の終焉物語   作者: 真咲 カナリア
~第一の物語~
5/42

ー現実と幻日ー(長江康祐の目線からに戻る)

今回もネタぎりぎりです。

光ちゃんは置いといてひとまず康祐を少し進ませます。

今度は光ちゃんですよ!


ちなみにこれも編集前をブログ(別館・本館)で公開しています☆

靴箱で靴に履き替えて俺は裕也と4階の教室に向かった。

教室に入ると目の前に翔梧(しょうご)がいた。


「おはよー康祐!」


意外とみんなテンションが高い。

どうしてなのかは不明だ。

・・・・・あっ、でもあの裏サイトの話を知っているのは俺と裕也だけで。

だから、まあ普通か。




『キーンコーンカーンコーン♪キーンコーンカーンコーン♪』


にぎやかな教室にチャイムの音が鳴り響いた。

あぁ・・・最後の朝の休憩時間はけっこう短かったな。



少したって蒼樹と宮本とかが入ってきて、それから2回目のチャイムが鳴って朝の会が始まった。


「おはようございます」


彰彦(あきひこ)の声が響いた。


「おはようございまーす」


そのあといつものように他のやつの声が響いた。



朝の会はけっこう短い。

その理由は先生が早く授業を始めたいから・・・。

でも、まあ俺らのクラスはほかのクラスよりは長いけど。

あーでも今日は話が長そうだ。

いつもの2倍くらい・・・。



「おはようございます、今日は待ちに待った卒業式―――――――――――――」


待ちに待ってねーよ・・・・。

あぁホントウザイな、この長い話。

格ゲーだったらこれくらいでボス倒せるわ。


それから8分くらいたった。


「―――――先生は6組の担任で、ホントに良かったです」


やっと終わったのか、長かったなぁ。

マジ、こういうのいいから早く帰りたいなー。

格ゲーしたいっいや、寝たい! 



それから少し時間がたって廊下に並ぶ時間が来た。

そこから体育館に行って卒業式を行うのだ。


「6年メチャ楽しかったよねっ、ひかる!ひとみ!」

「うん、またドロケとかしたいなー」

「あー来年もこのメンバーのままがいいよねっ」


けっこう、卒業式ってにぎやかなもんなんだな・・・・。


それから俺たちは並んで体育館へ向かった。

その間、女子たちのトークは絶えなかった。

今は体育館の前にいる。

全クラス全員が並んで音楽が鳴って入場するのを待っていた。


「な、ちょ、こうすけっ」

「?、なんだよ克己・・・」


急に克己に話しかけられてびっくりした。


「今日なんかこの学校であったけ?」

「なんでそんなこと言うんだよ?」

「あれ、あれっ黒いメガネかけたおっさん!多くね?」

「っなんだよあのおっさん」


いやな予感がする。

みんなの親とともに真っ黒のスーツを着たおっさん・・・・。


「ふつうの親とは思えねーよなー」

「確かに・・・」

「克己っ康祐っおっさん見た?」

「うん・・・すごい数、だよなーあれ・・・てかなんでみんな同じ格好なの?笑えてくる!」

「しかもさ、俺の親まったくこないんだよ」

「へっ?」

「いつもこういう行事にはぜったい来て、こういう時は俺んとこまでなんか言いにくるんだよ」

「卒業式だから遠慮してんじゃね?」

「うーん・・・それに朝様子が変でさ」

「それで?」

「うん、ごめんそれだけ」

「おまえっマザコンかよ」

「マジぃ?引くー」


変だ、何か変なんだ。

わからない・・・。でも、何か変なんだ。


「もうすぐ入場ですよ!しゃべってないで並びなさい!」


森田が俺らに言う。

もうすぐ入場なのだと・・・。

いつもだったらうるさいなあとだけ思うのに今日だけはなぜか違う思いを抱いた。


『愛しき日々思い出して♪涙があふれてくるんだ。

僕たちが大人になってもずっと友達でいれたらいいのにな♪』


その直後音楽が流れてきた。


「入場っ」


一組担任の志端の声が響く。

それと共に一組の先頭が体育館の中に入っていく。


『流れゆく雲を見つめて僕は今♪ー』




この体育館の扉を開く事それは、地獄への扉を開くことと同じだったなんて

その時はまだおもってなかったんだ。







『キャァッ』






一瞬、悲鳴が聞こえた気がした。

でも、黒い幕の向こうでなにをしてるかなんて見えないし、どうせ虫かなんかのせいだろう。




黒い幕の隅を通って、体育館に出たとき・・・一瞬自分の目を疑った。

でも、自分の目を疑っている時間さえもなく黒い服のおっさんに腕をつかまれる。

自分でもなにがなんだかわからなかった、声もでなかった。

周りの声が大きすぎて意識が飛びそうだった。

気が付いたら、おっさんにつれられて椅子に座らされていた。




「!」




後ろを向くと、母さんがいた。

サプライズなのかとおもったけれど、母さんの様子、表情を見てわかった。



これはお遊びでもサプライズでもない・・・・。

と・・・・。

どうだったでしょうか?

感想等待ってます!

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