ー化物とスタートー(康祐の目線から)
「あと10秒」
あの男の声が俺の耳に響く。
俺は、殺し合いなんてしたくない。
なのにっなのにっ。
俺は・・・。
「バウンドしたボールにあたった時は大丈夫だけど
バウンドせずに当たったときはたとえ複数でもアウトだよ?・・・では!スタート」
スタートという言葉で俺は黒く色づいた。
天井からボールが降ってくる。
そのボールをとろうとジャンプしたのは神田だった。
宮本は田淵の前に立っている。
慶斗は裕也と山ちゃんと端に固まっている。
亮や海里や拓哉たちはコートの中に散らばっている。
「おっしゃ、ボールゲット!」
神田がボールをキャッチした後投げる。
すばやいボールは投げた先にいた久山にあたりそうになるがそばにいた横谷が手を引っ張り当たらない。
そこにいた相沢が神田の方に投げ返す。
神田はぎりぎりで交わした。
後ろの宮本がすごく早いボールを受け止める。
驚いて俺が宮本の方を見たとき宮本が一瞬”化物”に見えた。
赤い目をした化物に見えた。
恐怖を感じるしかないその姿に俺は動けなくなった。
赤い赤い目は今からはじまる悲劇を見据えているようだった。
やっとゲームスタートです。
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