ーみんなと自分ー(康祐の目線から) ~前編~
「あと4分だよー外野も2人決めてねー」
ほとんどの人がコートの中に入りざわついていた。
コートは結構大きくて俺は少し不安になった。
もちろん教室2部屋くらいあるこの大きさの方がいいのだけれど。
なぜか不安なんだ。
理由が自分でもわからないぶんもっと不安だ。
「き、北村!」
「守瀧・・・どうしたの」
「いや、外野早くきめないと・・・」
「そっか、委員長だもんね」
外野のことを話している北村と守瀧。「
「ひか・・・死にたくないよ」
「りーちゃん・・・死ぬことなんて絶対にないよ」
田淵のことを気遣う宮本。
「克己・・・マジこれ夢?」
「・・・夢じゃねーよ」
夢だといいと願う克己と山ちゃん。
「まりこ、ちゃん・・・私たち、死ぬの、かな」
「萌ちゃん、わかんないけど現実見過ぎたら狂ってくるよ」
「・・・もう、狂って、る」
「そうだね」
「もう、元に、なんて、戻れない、のかも・・・ね」
死ぬ、生きるを話してる佐々木と慶長。
他にもたくさんの話し声が聞こえる。
俺は冷静さを保つのもできなくなってきてひざを付き添うになる。
「北村、外野は決まったのか?1組は決まったぞ」
外野、それは外からの殺人者。
最初からの外野は殺されることはない、あるいみ守備の強いやつだ。
「ま、まだ決まってない」
「おい、北村・・・俺外野」
「彰彦くんも?」
「僕も外野をします、それだけでもめるのは困りますし」
どうやら外野は滝沢と田中になったらしい。
「あと3分」
突然あの男の声が響いた。
あと、3分を知らせたのだ・・・。
2組の外野には2人以外誰もいない。
全員入ったのだ、コートに・・・。
好き好んで人を殺したい奴はあまりいないだろう。
けれど、自分が生きるためなら人を殺す奴はいるだろう。
そんなクラスでもどのクラスより仲がいいのが2組なのだが。
そんな時俺はなにも考えないまま1組の外野を見た。
そこには思わぬ光景が広がっていた・・・・。




