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6年2組悲劇の終焉物語   作者: 真咲 カナリア
~第一の物語~
27/42

ー不利と卑怯ー(康祐の目線から)


「でーは!はじめに6年2組と1組のみなさんはそこのコートに入ってくださいね!」

『ガッガガ』


音が部屋に響くのとともにコートが現れる。

俺は動けなかった。


「あーえっと今から5分以内にクラスの今いる子全員コートに入ってなかったら全員即死ね?」

「・・・な」


即死なんて・・・・。


即死、コートに1人でも入っていなかったらということだろう。

この状態を拒否した場合自分以外の人も死ぬということだ。


「じゃーあ、他のクラスのみなさんはコートからよーく離れて体操座りでもして待っててね☆

 では、よーいスタート!」


殺し合いスタートの鐘がなる。

なんて悪趣味なゲームなんだろう・・・・。


いつの間にか宮本は立っている。

慶斗は冷静な顔つきだ。


俺は、恐怖の穴の中だ・・・。


「み、みんな入れー」

「おい!2組俺らが右のコートでいいか?」

「もういいよ!早く入れ!」


他のクラスの奴らは白い部屋の奥へ引いていく。

2組・1組は走ってコートに向かう。


「ひか、私っ私っ」

「大丈夫、りーちゃんは私が守るから」


そんな宮本の声を聞いてから俺も耳をふさぎながらコートに向かう。


もう聞きたくなかった、何もかも。

そのときだった、ある言葉が聞こえてきたのだ。


「宮本って不利じゃね?」

「おい、はじめは宮本狙え!」


肩を怪我して体調も優れないやつを狙うというのだ。

卑怯としか言いようがなかった。


痛みを感じるというのはもうみんな知ってるはずだ。

それを利用しようというのだ。


だが、俺は宮本のことをかわいそうだとは思わなかった。

勘だ・・・。

あいつは田淵がかかわるとすごく強くなる。

性格の変化が激しい。

それを知らないのだ・・・こいつらは。


「狙えば?」


俺の耳に宮本の殺気こもった声が響いた。

1組の奴らは気づいていないけど・・・・確かに言ったのだ”狙えば?”と・・・。



深く考えすぎないようにして俺はコートに入った。


まだまだ続きますが、よろしくお願いします。

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