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6年2組悲劇の終焉物語   作者: 真咲 カナリア
~第一の物語~
23/42

ー予選とドッチボールー(康祐の目線から)

「えっと、このゲームで生き残れるのはわかってると思うけどー1人だからねぇー」


衝撃的な事実がまた、俺に突きつけられる。

1人、それは裕也や慶斗とでも生き残れないということ。

1人になったら・・・もう、彰彦や克己とも会えないということだ。


俺は・・・。


「でも、さすがにこの人数を1人に絞るのってすっごく時間がかかると思ったからはじめに来た人に

 言っといたように、予選をしまーす」

「よ、予選・・・?」


神田が声を上げる。

さっきまで静まり返っていた周りがざわつき始める。


「りーちゃん、私がりーちゃんを守るから」


宮本は田淵にそう声をかける。


「そう、予選デース」

「っく、私たちをどうするつもりなの!」


他の組の女子が声を上げる。


「?実験に使うだけだけど・・・・殺し合いをさせるつもりってことねっ」


淡々とどこからかあの男の声が聞こえる。


「どうやって予選をする気だ?」


慶斗が冷静な声で質問をする。


「蒼樹くんだね?2組の!冷静だねー」

「教えてくれないか?」

「はーいはい!予選の方法、うーんドッチボールだよ?」

「・・・ドッチボール」


ドッチボールだと?

わからない、ドッチボールで何をする気だ。

こ、殺し合い?であるのか・・・・。

仲間と、殺し合い・・・?


「うん、ドッチボールだよぉ?」

「嫌だ!友達と殺し合いなんて狂ってるよぉ!」

佳織(かおり)落ち着いて!」

志保(しほ)、佳織!冷静になろ?」


女子たちがかなりもめ始める。

保住(ほずみ)たちだろう。


「はーい静かにしてね、僕の気は長くないんだから」


一瞬にして静まり返る。

宮本は殺気を放ちまくっている。

慶斗は冷静ながら暗い顔をしている。


俺は、焦ることさえ怖くなにもできない。

けれど、あきらめたわけじゃない。


全員で帰ってみせる、元の世界へ。


「ドッチボールっていうのわかるよね!当たったら、外に出るでしょ?」

「・・・」

「だから、最初から出てる2人以外にいる人はその時点で死んでるって感じ?

 でも、クラスで戦うからー最終的に負けたクラスは負け!即死ね!」

「う、うそ・・・」

「いや!死にたくない!」

「で、当てられて外に出てからもし中の人を当てても中には戻れませーん

 長いのはキライだからね僕・・・」

「じゃあ、どうすりゃいいんだよ!」


負けたほうは全員即死・・・。あまりにも酷すぎる話だった。


白い部屋の中、暗い空気が漂い続ける。


「でも、先にコートの中の人がいなくなったほうが負けだから、どんどん当ててね!」

「ど、どっちのクラスも生き残るということはないんですか?」


4組の七端俊樹(しちはたとしき)の妹で3組である美紗乃(みさの)が問いかける。


「そーだね、どっちのクラスも死ぬって事もあったりするけどそれはないね」

「そんな・・・」

「おい!お前、出てこいよ・・・今ここにいない奴はどうなったんだよ?」

沙耶(さや)はどこなの?」

「うーん、もうゲームオーバーしたから帰ってこないなーごめんねっ」

「嘘・・・さ、沙耶」

「拓也っ」


ここにいない奴がたくさんいるのだろう。

泣き崩れるやつや呆然とする奴がいる。


俺は、みんなとまた一緒にすごしたい。

皆川だって綾瀬だって黒一だってそれは変わらない。


嫌いだった奴だって、変わらない。


「はーい落ち込んでないで!落ち込んでたら死んじゃうよ?」

「な・・・」

「平気でいられるわけ――――」

「黙れっお前までいなくなる気かよ!」

「じゃーまた後でね?準備するまで待っててねー、ドッチボール楽しみにしててねー」

「なっくそっ」

「沙耶っ」

御嵩(みたけ)っ」

「で、出てこいよっ皆川を帰せ!」

「っく・・・」


白い部屋が俺には一瞬暗い穴の中に見えた。

暗い暗い絶望の穴の中・・・・。


当てたら、殺してしまう・・・・。

当てられたら、死んじまう。


「ね、協力して何もしなかったどう?」

「無理だろ、気が長くないって自分で言う奴だ・・・」

「そっか・・・・」

「また、一緒に遊びたいな」

「元になんてそう簡単にもどりゃしねーよ」


現実を見たくなくて現実逃避を頭がしようと試みる。

が、うまくいかなくて現実に戻される。


夢だったらいいのに・・・なんてことももう考えられなくなっていた。

殺し合いなんてしたくないのに、俺はっ。



鳴り響く心臓の音と、周りの音が頭に響き俺はもうなにもわからなくなりそうで恐ろしかった。

いつも読んでくださりありがとうございます。

只今ペースをあげまくってがんばってます。


これからも私の作品を、駄作ですがよろしくお願いします。

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