ー命と冷静ー(宮本光の目線から)
誓いと裏腹に体がすごくつらかった。
オンラインゲームであるはずだけど、痛みがかなりすごい。
そんな時私の耳にある声が響いた。
「はーィ皆さんそろいましたかァ?
・・・・んっとちょっと減ったかなァ?うーん、そうでもないか」
あいつだ、白衣の男の声だ。
姿はない、危険だ。
今の状態が危険すぎる。
「でーは、今からちょっと簡単にゲームの説明をします」
周囲には男の声以外少しも音がしてない。
恐怖からの行動なのだろか。
でも、りーちゃんが危険だ。
「んっく、りーちゃん!」
私はどうにか起き上がろうとした。
「宮本!じっとしてろ」
「お願い!止めないでよ・・・私の1番はりーちゃんなの!」
止められた私はまた自我をなくしそうになる。
「もうちょっと自分を大事にしろよ!」
自分を大事に?そんなのどうでもよかった。
りーちゃんが大事なんだ、どんなものに変えても。
「ひか?やめて、じっとしてて・・・お願い!」
りーちゃんの声も聞こえる。
傷を負ったせいか、それとも銃声を聞いたせいか狂ってきている。
でも、1番はりーちゃんなんだ。
冷静さなんて保っていられない。
「へ?なん、で1番はりーちゃんなのに!」
私は何を口走っているのだろう・・・。
嗚呼、私はどうなるんだろう。
もう、狂っている。
「黙れよ!」
突然頭の中に叫び声が聞こえた。
自我をなくしそうになっていた私は我に帰る。
恐怖心からか、冷静さはなかった。
「・・・ごめん、私っなにしてんだろ」
「ひか、ひかはすごいね私をいつも守ってくれるね・・・ホントにありがとう
でもねひとつお願いしていい?お願いだから今はじっとしててよ
ひかは私が守るから、私もこう見えても強いんだよ?」
りーちゃんが優しく笑って言う。
りーちゃんはたまに頼もしく見える・・・。
強がってることくらいわかる。
りーちゃん、本当にありがとう。
「ひか?私もいるよ?」
何で、私に・・・・。
「なんで・・・・そんなに・・・」
「お前を嫌ってる奴なんかそうそういねーよ」
「お、俺・・・ごめん、なんかとっさに」
「裕也は間違ったことはしてない」
「俺もそう思う」
「マージ?俺照れるわあー」
みんなの声を聞いていると冷静さが戻っていった。
でも、強くならなきゃ・・・りーちゃんを守るんだから。




