ー異世界と異次元ー(康祐の目線から)
意識がはっきりすると俺は白い部屋の中に居て周りにはクラスメイトがいた。
「な、なんだこれ・・・」
驚いて声を上げてしまう。
「康祐!」
見ると裕也がこちらへ走ってきた。
「裕也・・・・」
「康祐、克己とか北村とか宮本とか神田とかまだ来てねぇんだよ!」
ここは現実ではないのだろう・・・。
・・・・いや、おそらくゲームの中だろう。
「・・ゅうやっ俺」
「こ、康祐!」
急に体がおかしくなった。
頭が痛い、感覚がおかしい。
体が軽くておかしい・・・・。
「康祐!」
裕也の声が響いてくる。
現実なのか違うのかさえわからなくなってくる。
「康祐、目ぇつぶんじゃねえ!」
「ゖぃと?」
「俺もここに来たときはそんな感じだった、でも目ぇつぶったらおそらくゲームには参加できねぇ」
「慶斗!なに言ってんだよ康祐は――――――」
「お前は康祐の2つ前に来ただろ?俺は3人目なんだよ!黙って聞け・・・」
うっすらと怒りと悲しみを浮かべる慶斗の顔が見える。
「これに耐えられなくて目ぇ閉じたやつは全員ここから消えてんだ!
この痛みが来るのは3で割れる人数の時だけ。空間の設定かなんかが崩れるんだろーな
康祐!とにかく耐えろ!じゃねぇと死ぬぞ!」
「う゛あ゛っ」
体の中を感じたことのない痛みが走り抜ける。
「康祐!」
「耐えろ、康祐!」
慶斗と裕也の声が響く中俺は必死に意識を保った。
そして俺は見事この痛みを耐え抜いたのだった。
「くっ結構きつかったなー・・・これ!」
できるだけ元気なフリをする。
「平気か?康祐?」
「ああ、慶斗。ありがとな!」
「康祐!マジでよかった、俺もう・・・」
「泣くなよ」
ゲームの世界とはいえすごいものだ。
涙や表情まではっきり表示されている。
「康祐、裕也、これから俺が得た情報を先にお前らに伝えとく」
「待てよ、なんで俺らだけなんだよ・・・」
「先に予選があるらしい。ホントよくできたゲームだよ」
「は?」
「もしかしたら殺し合いになる可能性もないわけじゃないからな・・・」
「こ、殺し合い?」
「ま、ちょ・・・どーいうことだよ!」
いろんな疑問が出てくる。
「生き残るのは1人だろ?そしたらパ二ックになる。それでだれか1人でも人を殺したりしたら終わり だ・・・それに皆川が死んだこの状況ででも起こる可能性は否定できない」
「慶斗・・・じゃあ・・・ってことは・・・」
「ああ、俺らは少なくとも全員生きて帰ることはないし自分が死なないっていう事はほぼない」
「・・・・え、待てよ」
わかってるはずだった。理解してるはずだった。
なのに、なのに・・・・。
複雑な気持ちが心の奥底から湧いてくる。1人・・・それは・・・・。
裕也と俺と慶斗の3人でさえも生きて帰ることはできないという事。
わかってたはずなのに。
「慶斗・・・」
慶斗の顔は曇っていた。
その理由には想像がついた。
それでも、なにも俺には言うことはできないことなんて理解しきってるから・・・。
俺はなにも言わずにうつむくことしかできなかった。
遅くなってすいません。
アドバイス等ありましたらおねがいします!




