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6年2組悲劇の終焉物語   作者: 真咲 カナリア
~第一の物語~
14/42

ー希望と絶望ー(宮本光の目線から)


あいつ、りーちゃんを狙いやがった。

ウゼェ今すぐ殺したい。()りたい。殺気を放ちそうになるのを抑える。

それと共に腕の血を止めるべく手できつく抑える。

後ろの震えるりーちゃんを慰めることすら今の私にはできないことを思い、つらくなる。


りーちゃんは私の袖をキュッとつかむと下を向いた。

私は・・・どうしたらいいのかな?

もう、こんなことになっててわかんないよ。

りぃちゃん、許してくれたのかな・・・・。


ガタガタな2人の関係はまだそのままで、それでも壊れてしまったものを直そうとする。

でも、こんなことになって仲直りできるのかな?

そんな疑問が頭の中に浮かび上がる。


「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」


後ろから叫び声が聞こえた。

絶望に落ちたかのように・・・。

でも、気にしてる暇はないんだ・・・。

だってホントにこれを聞いてしまったら、私は崩れてしまう。

私は強いはずなのに弱い私は根強く心の中に居座ってる。


『パパァン』


銃声が聞こえる。一瞬震える体を自力で制する。

でも痛みのせいで立ってるのがキツイ。

そのためかよく前が見えないし頭も痛い。



「さぁ、みなさん!みんなで楽しく卒業式での鬼ごっこをしましょう・・・命がけで・ね?」


舞台の上の男の声が聞こえる。


なにが命がけでだ・・・・。なんでこんなことに・・・。

目の前で人が死ぬのを見たくせに平常に作動する脳に苛立ちをも感じる。


それと共に周りの黒いスーツの男たちは全員に機械付きのヘルメットを配る。

りーちゃんにヘルメットを着けようとする黒い服の男を投げ飛ばそうとするが失敗する。

その時にその男に腕を拘束され座らせれ強制的にヘルメットをかぶせらそうになる。


今すぐ蹴り飛ばすはずだったのに足がうまく動かない。

拘束されているわけではないのだが・・・。

わけのわからない現実に打ちのめされそうになりつつも絶望の淵にしがみつき落ちまいとする。

どうにか逃げようとしたその時黒い服の男は肩を両手で押さえた。

そしてヘルメットを深く深くかぶせられる・・・・。


その瞬間すべての感覚が遠くに遠ざかっていった。

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