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第三十四話 明日の朝、ご隠居の目覚め共々、どうなることやら(笑)
なし
ぽっかりと
おおきな月がでている。
・・・
山頂だからか、
目の前にある感じだ。
でかい・・
そして、明るい(笑)
しばし、月を眺める。
そういえば、
宮沢賢治のはなしにあったような光景。
そうだ、岩手山。
山岳信仰の山か。
夜に山に登る。月が出ている。
宮沢賢治と同じ光景なのだろうか(笑)
その向こうには、
街の光がまたたく。
すごくきれいだ。
さきほどまでの雨がうそのよう。
道路が横たわっている。
そこは、
物流のおおきな流れ、車がながれていくのが見える。
満月と、物流の光。
現代だ。
しかしながら、
天気がよいと、こんなに違うものか。
ああ、願わくばご来光を
仰ぎたいものだ。
明日の朝、ご隠居の目覚め共々、どうなることやら(笑)
なし




