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第二十八話 うーん、山なのにご隠居別荘にいる感覚さえただよう(笑)
なし
「うまいぞ、たろう」
それは、そうだ。
今までの山料理とは違う。
まさに、下界と同じ食事。
雨の中、苦労してきた登ってきた山、
そして、暖炉の前。
おいしいビール、
そして、おつまみ(笑)
満を持しての登場となった。
具だくさん味噌汁。
あつあつの湯気。
食べ物が熱い。あじあじしながら食べる。
まさに、ご隠居の超ストライクゾーン(笑)
これぞ、山での至福のひととき。
ウイスキーも登場する。
ただ、残念ながら
外は、小雨から霧、そして、闇となっていく。
まきをはぜるパチパチという音、
そして、
ややそうぞうしいラジオの野球中継。
うーん、ご隠居の別荘にいる感覚さえただよう。
さすがに、
蚕だなと、やや暗い薪置き場は気になるが(笑)
なし




