やっぱり街までの道のりは長い
この前ここに何か書こうと思ってたけど何書けばいいか全然わからないや。
さてどうしよう
僕はエレナさんと共に変わり映えしない森の一本道を30分ぐらい歩いた。1度も休憩無しに。正直魔王城から1歩も出たことが無い僕にとっては体力的にキツかった。エレナさんは随分と楽そうに見える。まぁこの道に慣れているのだろう。
「ほら、あれあれ! あれだよ!」
エレナさんが指を指す方向を見る。すると僕達が目指していた街がついに見えた。…とても小さく。
「よし! 後30分ぐらいかな? さぁ、いこー」
さっきから30分ぐらい連呼してるよな…でもゴールが見えてるって言うのはいいな。1歩ずつ近ずいているって感じがするからね
「……じゃあ行きましょうか」
「よーし!どっちの方が早く着くか競走だー!」
そう言ってエレナさんは街に向かって走り出してしまった。…そしてもう背中は小さくなってしまった。…あー、マジかぁ。
無言で歩き始めてどのくらいたっただろう…まぁ実際そこまで時間をかけた訳では無いのだろが……知らない道でひとりきりというのが心細かった。しかし!街までもう目と鼻の先と言うぐらい近くに来た。僕にしては頑張ったと思う。誰か僕を褒めてくれ。
「あっ! フニル、遅いよー」
せっかく上がったテンションも下がるというもの…てかエレナさんって速すぎない?それとも僕が遅すぎなのか…まぁいいや。
「……遅くなりました」
「うん! じゃあ……冒険者ギルド? だったかな…よし! 行こう」
うーん。不安だなぁ。…しかし、人間の街って意外と活気があるんだな。あんまりゴロツキみたいなやつもいないし、子供たちも外で元気に遊んでいるしな。家の造りは豪勢とは言えなくてもまぁそこそこ大きいな。街としては小さいかもしれないけど住みやすそうな所だ。ところで、お祭りでもやっているのか?屋台みたいなのがいっぱいあるけど…
「なんか今日…随分と活気があるね」
僕だけでなくエレナさんもキョロキョロと街を見渡していた。
「…なんかいい事でもあったんですかね」
「そうかもね! 後で寄っていこう…あっあれあれ! 見えてきたよ」
するとなんだか存在感を放つ木でできた館が見えた。入り口には大きく"冒険者ギルド"と書いてあった。…僕の魔王城を襲うぐらいだからもっと小汚くて荒くれ者が集まる所かと思ったけど……意外と綺麗だな。
「じゃあ入ろっか」
エレナさんはまるで"たのもー"と言うかのテンションで冒険者ギルドのトビラを開けた。
………ちょっと待って!…まだ心の準備が…
次こそここに何か書ければいいな!




