朝市は基本楽しいんじゃないかな
僕達はゴブリンと別れたあと、疲れて帰ったからすぐに寝てしまった。
「フニルー! 起きてー!」
あー……寝すぎて逆に辛いな。
「……もう朝ですか?」
「さすがに今日はギルドに行くよー!」
エレナさんがユサユサと体を揺らしてくる。あー起きたくないなー。
僕はそう思いながらもゆっくりと体を起こす。昔なら絶対起きなかっただろうけどね。……そういえばみんなどうしてるのかな。
「さぁほら行くよー!」
エレナさんに背中を押されながら"change"の魔術をかけられる……ってあれ?朝食は?
外に出るとまだ日は余りでてなくてちょっと薄暗かった。……ただこないだの廃鉱に比べれば全然明るいけど。
「今日は朝市が開いてるはずだからさ! 早めに行かないと!」
そう言ってエレナさんは走り出そうとする。
「……あの……大剣は?」
「あっ! 忘れてた! 先行ってて」
そう言ってエレナさんは家の中に入っていった。……まぁまたゴブリンとかに殺されかけられたらな。シャレにならないし。
そう思って僕は街に向かって歩き出した。
あるき初めてだいたい5分ぐらいでエレナさんと合流した。……なんであの重そうな大剣を持ってるのに先に行った僕に追いつくんだ。
「遅いよフニル! このままだと日が昇っちゃうよ!」
エレナさんが小走りで走る…………僕にとってはほぼ全力疾走に近いんだけど……
なんとかエレナさんの小走りについて行く。おかげでこないだより1時間ぐらい早くついた。……おかげでこっちは死にそうだけどね。
「おー! この速さに着いてくるとはやるね!」
隣を見るとエレナさんは汗ひとつかいてない……ほんとになんなんだろう。
「買い物をすませてから行こうか」
僕達は街の中心街の方に行く。朝市はなかなか賑わっていた。
「おじさーん! これ2つー」
「はいよー」
エレナさんは早速なにか買っているみたいだ。……ほんとに元気だな。
「はい! これ朝ごはん!」
エレナさんは食べ歩きできるようなジャンクフードを買ってきた。……そういえばこういうの食べたことなかったな。
「さぁ! 3日間ぐらいの食料を買いだめしよう!」
「……分かりました」
三日間か……凄い量になりそうだな。
「ファラク。 アイツだよアイツ。 ほら似てるだろ」
……ん?ファラクって言ったか?
「あー。 多分ファー兄だけどなー。 女と二人きりってのがなー」
……マジか! 妹のファラクがなんでここに……
「ほらフニル! 早く行くよ!」
あぁ、見えなくなる……はぁ見失ったな。 まぁ……近くにいれば会えるだろう。
「あー。 あの何も逆らえない感じ。 ファー兄だね」
「なら会いに行くか?」
「んー。 とりあえずファー兄の持ってたあれ買ってから」
「……分かったよ。 おっさーんそれひとつ」
「はいよー」
作者の実話
こないだまでインフルってた




