EX:居候とペット
僕達はエレナさんの家に帰っていく途中に魔物と出くわした。
「フニル……この子なんとか仲間にできない?」
どうだろう? この魔物に知能というか
……考えることをしているかも分からないし。
それにゴブリンの時はほんとにたまたまだったからな。
「……わからないです」
「なんとか出来ないかな」
エレナさんはどうしても仲間にしたいようだ。
「だって虹色のスライムだよ!」
僕達の前に1匹、見た事ない。虹色のスライムがいた。
僕は魔王城から出たことはない。だからスライムなんて話でしか聞いたことがない。
聞いたことあるのは基本の色は青色。場所や進化によって赤になったり緑になったりするのは聞いたことはある。それでも虹色など聞いたことは無かった。
「……ダメ元でやってみます」
「うん! 頑張って」
「……"怠惰"」
今回は杖があったので杖に魔力を通して怠惰の魔術を使ってみた。
すると正式に使っているからかスライムの周りに黒いモヤのようなものが出た。きっとこれが正しいやり方なのだろう。
「どう? どう?」
この魔術は成功したら何か起こるわけでもないから分かりずらいんだよな。
スライムの周りからモヤが取れる。だがスライムはこっちに来るわけでもなく、ただ何事も無かったかのようにそこにいるだけだった。
「だめだったのかな?」
「……わかりませんね」
「仕方がないから行こっか」
僕達はエレナさんの家に向かう。……すると後ろから虹色のスライムがついてきた。
「あっ……やったぁ!」
エレナさんは欲しかったものを手に入れたようなテンションになり。虹色のスライムに抱きついた。
虹色のスライムはエレナさんの家の中で飼うようだ。
「前からクッションとか欲しかったんだよね!」
そう言ってエレナさんはスライムの上に乗っている。
欲しい理由ってそういうことか……可愛いからとかじゃないくて。
「……なら良かったです」
「でも虹色のスライムなんて珍しいよね! 私、初めて見たよ!」
やっぱり珍しいものなんだ。……そんな珍しいものをクッション代わりにするのはまぁ……エレナさんだしそんなもんか。
「でもこの家もだいぶ騒がしくなったよね! 君が来たし、ゴブリンたちから貰ったコウモリ君。 そしてこのスライムだったりさ!」
確かに……昔は1人で暮らしているんだったら、居候1人にペットが2匹増えたんだからそりゃあ騒がしくもなったよな。
……そういえばなんでエレナさんはなんでこんな所に1人で暮らすことになったんだろう?
「ねぇフニル? コウモリ君はまだいいけどスライムってなにあげればいいんだろうね」
……今度聞いてみようかな。
「……そうですね……水とかですかね?」
まだあってから3日のやつが聞いていい内容じゃないなと思った。
それに今のこの近くも遠くもない関係を崩したくないと思ったからだ。
今回文章少なくてすみません!




