酸欠は最高のスパイス?
親父曰く、『高山で食べる食事は大体うまく感じる』らしい。
なんでも、高所で食べる時には脳は酸欠状態らしく味覚などが麻痺しており口にするものは大体二割増しくらいで美味いとだとか。
実際高山ではカップ麺とかの料理は基本的にまずいという。
なぜならば。水の沸騰が低くなるだとか。
基本的に湯が沸くのは百度らしいのだが、標高が高くなればなるほど沸点は下がる。
標高が千六百メートルとなれば沸点が十度近く下がるのだ。
よって基本的にカップ麺の表示されている時間を信用してはいけないらしい。
ならもっと長くすればいいじゃないか。という意見もあるだろう。しかし沸点が低くなった湯では長く放っておけばおくほど、温く冷たくなる。
故にカップ麺は不味い。
だけど、それは標高が高くない場所の場合である。
高所であればその不味さもうまく感じる。
ならばこの考えも一理あるのではなかろうか?
酸欠状態によって味覚が麻痺するのであれば、祭りによって人がたくさん蔓延り、酸欠によって屋台の焼きそばもうまく感じるのでは。
全ては一言「くだらない」で終わってしまう。イグノーベル賞みたいなものなのだ。