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アミューと七色の山  作者: アミュースケール
献詩
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【献詩】

この世界に鳥達の(さえ)ずりが無かったのなら、どんなに寂しかったことでしょう


この世界にあなたがいなかったのなら、どんなに哀しかったことでしょう


人々や自然のなかにやどる

神秘なるこころよ

今こそ天使となって

僕達のなかに眠る

至高なる歌を呼び覚まして下さい


その歌声は

病める人も、喜ぶ者にも

生涯を解する力を授け

遠方の星々やこの小石にも

やわらかな愛の息吹きを与えて

あますところのない融合の翼をひろげ

全ての死者と生きとしいける命を

復活の生命へといざなう閃光


一人一人に

ひとつひとつのなかに

紐解かれる広大な宇宙の深淵は

その不可思議なおとぎの数々として

万華鏡のように姿をあらわす


ーエーテルが朽ちたとしても

生命の変容はもたらされるー


叡智の幹、平和の枝、光の葉、清らかなる愛の花粉がこの世界にそよぎ運ばれて、咲かれますことを…


この世界の子として

ここにお祈りを捧げます


メールヒェンに寄り添う

木漏れ日のゆりかごよ

万古不易なる雲と

虹は語り合う

花の百千なる(かお)りに憩う

聖なる果実の物語

黄金にあけそまる

きよらかな黎明(れいめい)のごとく

この世界に新たなる言を捧げます


爽やかに繋がれ閃いていく

ひとつなるこの世界を

幼子のような(よろこ)びをもって

ここに歌います

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