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五章 未来へ
それから、数日の時が流れた。
「本当にいいのか」
「ああ、僕にできることはそれしかないからな」
「でも」
「あの女を信じてるんだろ?」
「ああ」
「じゃあ、文句を言うなよ」
でも、それじゃあ……
「僕の子孫はそんなに弱くないさ。それに君のほうがずっと大変だろ」
あの戦争の次の日、あの女から力を与えられ、色々なことを聞いた俺は、晶に相談して結論を出した。学校を作ること、晶に記憶操作をさせて。
エピローグ
この世界には、漫画や小説にあるような特別な力をもってる人がいる。俺、市村 真樹のごくごく平凡な人生は完全に終わりを告げたーーこの時に……。
本編はこれで終わりです。