表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/29

EP13 集団リンチ

 おはようございます。

 今日もお読みいただき、ありがとうございます!

 4月20日、掲示板発表の翌日。

 辻獅堂(しどう)の靴箱に小さな紙が仕込まれた。

〈第三体育館 11時〉

 獅堂がドアを開けると、あっという間に5人の男に囲まれる。

 全身黒ずくめで、フェイスマスクから目と口だけを出している。

 全員が180センチ前後、がっしりとした屈強な体格だ。


 男の一人が、にじり寄り、野太い声で言う。

「夏川美穂は退学になるはずだった。だが誰かがそれを救った。おまえの仕業だろう!」

 獅堂が言う。

「彼女を罠にハメようとしたのは、あんたたちか?」

 男が言う。

「夏川美穂は、この学校にいてはいけないんだよ」

 獅堂は腰に両手を当て、大きな息を吐く。

 そして、言う。

「気に入らねえな。なぜ彼女を追いだそうとする?」

 男は怒鳴る。

「おまえ、ヤバいことに首を突っ込んでるのが、わかってねぇのか!?」

 そして両手で獅堂の胸ぐらをつかむ。

「辻獅堂、お前は何者なんだ? 何がしたいんだ?」

 だが獅堂は問いかけを完全に無視する。

 男は完全にキレた。

「てめえのようなモヤシ男は、ゴミなんだよ! くたばりやがれ!!」

 男の筋骨たくましい体が、獅堂の顔面めがけて、ストレートパンチの態勢に入った。


 しかし男の体は悲鳴と共に崩れ落ち、股間を抑えてうずくまる。 

 いち早く、獅堂のキックが、男の急所に入っていた。


 大柄な男は街のケンカなら強いのだろう。

 だがその攻撃は隙だらけだった。

 予備動作も含めた体重移動が大きすぎて、スピードも遅い。


 獅堂は間髪を入れず、男の後頭部に回し蹴りを入れる。

 鈍い音とともに、男の大きな体はうつぶせに地面に伸びる。

 巨体は床を響かせた後、まったく動かなくなった。


 すると他の男たちが足音を忍ばせながら、さらに距離を詰めてきた。

 獅堂が言う。 

「学園内で集団暴行か? あんたら気が狂ってるな?」


 その言葉が引き金になった。

 4人の男たちが一斉に獅堂に飛び掛かってくる。


 同時に獅堂も5メートル横へとクロスステップする。


 最も距離の近い男が殴りかかってきた。

 その拳をかわしながら懐にもぐりこみ、顎先に右のアッパーを入れる。

 手ごたえはあった。

 脳しんとうを起こしたはずだ。

 すかさず左手で上方から打ち下ろすフックで叩きつけ、再度、右のアッパー。

 相手の体が床へと崩れ落ちる。


 すぐに獅堂はクロスステップで数メートル移動する。

 複数の敵がいるときは、囲まれてはいけない。

 常に1対1の状況を作る。

 なぜか本能的にそれがわかっている。


 次の男は策を変えた。

 体格差を生かし、獅堂の体を抑えようと体ごと飛び掛かってきた。

 次回は夕方の予定です。

 引き続きよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ