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その職場問題はリテラシー向上委員会にませてください?  作者: そぼろはるまき
第一章「向日葵の涙」
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閑話休題「兄貴の華麗な一日」

「シュッ シュッ シュザッ シャザー!!」

 朝のゲレンデ。

 ゴーグルを外し、眩しそうに眼下に広がる雪景色に向かって爽やかに微笑む青年は、

「涼介」と書いて「爽やか」と読むことを許されるのは、この男だけだろう。


 事件の後、休暇を取得し少し早い北国のバカンスだ。

 涼介「おーい、大丈夫かぁ?」

 女性「もう、お兄は、は・や・い♡」

 涼介「フユ、ごめんな。いろいろあって大変だったからさぁ」

 フユ「例の事件の事でしょ?

 女性社員の間で噂になってるよぉ。

 騎士さまが現れて女性社員を救ったって。

 あれ、『私のお兄』の事なんて、

 フユ、みんなに自慢しそうになっちゃった♡」

 涼介「まあね。でもこれは会社の極秘事項だから我慢してな。フユだから話したんだから、二人だけのヒ・ミ・ツ、な?」

 フユ「も〜♪わかってるぅ♡」


 涼介は新しい妹、「フユ」こと、安藤冬美と今年初のスノーボードに来ていた。

 昨夜は彼女と二人、お洒落なブティックホテルで楽しい時間を過ごしていた。

 当然、二人は兄妹なのでシャンパンで乾杯。何もない。


 涼介「さあ、今日は思いっきり滑るぞ〜!」

 フユ「お兄、待って〜♡」

 新しいシーズンのスタートに、涼介は心躍らせていた。

 (なんのシーズン??)

 

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