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ドッペルゲンガー殺人事件 第一号

2022年9月7日


5:20

武蔵野市の河川敷で犬の散歩をしていた男性から通報。


5:40

頭部の欠損した女性の遺体を発見。

争った痕跡なし。

死後10時間程度と思われる。

衣服はすべて剥ぎ取られ、バッグや指輪、身分証といった金品も見つからないことから、警察は怨恨と強盗殺人の両面で調査を開始。


6:30

DNA鑑定終了。

女性の身元は三鷹市に住む【日戸 理芽】と判明。


6:40

警察が日戸宅を訪問。

出てきた主人に理芽さんの死を告げると

「妻なら台所にいますよ?」と答える。

警察も日戸 理芽さんの生存を確認。

整形した別人が成り代わっている可能性も考慮し警官3名が銃撃体制をとる。

そこに割って入る主人「妻は本物です!顔以外のアザやネイルも全て本物です!」


主人の強い主張により銃撃体制を解除、任意でDNA鑑定を依頼、理芽さんは快諾し毛髪を何本か提供してもらう。



7:00

日戸宅にいた理芽さんのDNA型と頭部が破損している遺体のDNAが完全に一致。

科学的に”同一人物が二人存在する”ことを立証。


7:20

生きている理芽さんと主人を任意で聴取。

昨夜は少し帰りが遅かっただけで変わった点はなかったとのこと。

結婚後はもちろん、結婚以前の記憶情報も全て正確であった。


8:00

理芽さんと主人が警察から開放。

現場の捜査官は混乱を隠せず「殺されたのは一体だれだ」という問題が生じる。

事態を重くみた警察庁は本件を《ドッペルゲンガー殺人事件》と命名、同時に50名以上の捜査官を導入した捜査本部を設置。

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