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王様は名君として、名を遺したい  作者: 司


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18/18

18.面談(第三王子)


また次の日、第三王子のユリウスを呼んだ。


「ユリウスよ。試練はどうだった?」


「はい。とても多くの事を学べました。王族として、いかにいきるか。また、政治をどのようにしていくかを考える力が必要だと感じました。」


ユリウスの瞳は、以前見たときよりも現実と向き合いながらも希望に輝いていた。


「そうか。非常に重要な事を学べたようだな。その上で聞くが、そなたは王になることを望むか?」


ユリウスは晴れやかな顔で即答した。


「私は王になることを望みます。私が救える人を一人でも多く救っていきたい。それはこの王国に住む民だけではなく、この大陸にいるすべての人を。それは、王族の責務としてではなく、私の意思としてです。私はまだまだ未熟です。様々な事で、臣下に迷惑をかけるかもしれません。それでも、私ができることを私の責任で、決断していきたいです。」


私はユリウスの変化にとても驚いた。影からの報告も受けており、ある程度の認識はしていたが、それよりもこうして対話することによって、如実に感じる事ができた。


「そうか。わかった。その上で、この期間に何があったか。忌憚なく聞かせてくれ」


「はい。まずは市場に出かけ、仲良くなったおじさんから色んな話を聞きました…」


今までのユリウスの全てを達観した姿からは想像できないほど、様々な事を己の言葉で報告してくれた。まだ青い部分は多々あるが、民や臣下との関係も良く、彼を教え、支えていってくれるだろうと感じられた。


その姿を最後まで見られないことを悔しくも、嬉しく思えた。

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