狂った学校生活ープロローグー
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学校には頭のおかしい人が一人はいるものである。頭のおかしいやつはいろいろな種類があるものだ。誰のことも気にせずに堂々と凄いことをやってのけるやつ、突然歌いだしたり、踊りだしたりするやつ、普段はしっかりしている「ふり」をしているが、突然おかしくなるやつなど「気違い・場違い」が多くいる。
俺は小学生時代平凡な日々を送っていた。あまりにも平凡過ぎて飽き飽きしていた。誰もおかしいやつもいない、まともなやつしかいない。
あまりにもつまらなすぎて自分が気違いになろうかとも思ったが、さすがに気が引けるのであきらめた。まぁどうすれば素晴らしい気違いになれるか、どうすれば素晴らしいサイコパスになれるか、どうすればクラスを面白く崩壊させることができるか、など「どうすれば」のことをずっと考えてまとめていた。自分の性格がどんどん変わっていくのは感じていた。
このまま公立の中学校に進むことも考えたがこれまでと同じ平凡な日々を過ごすことになるのはうんざりだった。俺は適度に勉強していた。「どうすれば」に使えそうな知識も集めながら。
結局簡単に私立中学に受かったのだが、それが間違えだったことを改めて実感したのは入学式から幾日が経った日だった。それまではどのような中学校が待ち受けているのかを想像していた。今までと同じように平凡な日々は嫌だった。クラスメイトは少しおかしいくらいがいいのかもしれないと思っていた。でもさすがに自分が想像しているより、いや想像以上におかしいとは思ってもいなかったからだ。
クラスは22人。男子は11人女子も11人。俺は木村なので出席番号は5番だった。
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クラス名簿
担任????
副担任????
1????
2????
3????
4????
5木村翔太
6????
7????
8????
9????
10????
11????
12????
13????
14????
15????
16????
17????
18????
19????
20????
21????
22????
クラス名簿は話が進むごとに埋められていくます。
あー大変