第2章 悲しみの海 ~④ 追憶
失ったものは あまりにも大きすぎて、心はただ堕ちてゆくばかり。深い深い、悲しみの海へと・・・
「 空におちる涙 」
どこまでも高く
青く
青く
青く
澄んだ空
風を感じ
となりには
君がいて
私を
見つめる
そっと
微笑みかける
それだけで
幸せ
ただ
それだけで
幸せだったと
気がついたのは
たった今
ひとりで
見上げる空は
こんなにも
淋しい・・・
そして
止まらない
涙が
さらに
染める
悲しい
空を
深い
碧へと・・・
「 君の居た景色に 」
何度も
何度も
振り返り
君をさがした
ここへ来れば
君に
逢えそうな気がして
いつも通る
この道の
この信号を
渡る気がして
そんなわけないのに
君の
カーキ色の
ジャケットを探して
・・・ばかな私
もう君は居ない。 と
思い知らされるだけなのに・・・
「 記 憶 」
想い出というものは残酷で
幸せな記憶しか残らない
ツライばかりの恋だったはず
なのに
想い出すのは君の笑顔
楽しくて
嬉しくて
幸せだった事ばかり・・・
最後に見せた
君の優しさ、
いっそ
冷たくされたほうが
良かったのだろうか
あと どれくらい
あと どれくらい泣けば
君のこと
忘れられるの?
君と過ごしたこの場所で
私だけが置いてきぼり
私だけが
ひとりぼっち
君の記憶に縛られ
さっき止まった涙が
とめどなくまた
溢れ出す
どうせなら洗い流して
私の中の君を
あの笑顔も
あの声も
君の記憶全部を
全部を
読んでくださり、ありがとうございます!
次回、~⑤ 悲しみの迷宮 近日掲載します!




