第1章 悲恋 ~ ①はじまり
はじまってしまった、悲しい恋の物語・・・
「 光 」
私たちの恋には
障害がある
だから進めない
その胸に飛び込めない
あきらめようと
目を逸らしてみるけど
彼の笑顔が
もう
私を離さない
張り裂けそうに
痛む胸を
彼の
優しい笑顔が包み込む・・・
なぜ彼は
私の前に現れたの?
叶えられない恋なら
出会いたくはなかった
求めることを
許されないのに
もう
引き返すことを選べない・・・
私たちの進む道はどこ?
光は
どこまで行けば
差し込むの・・・
「想いは溢れて」
わかってる、
君を追いかけては
いけないこと。
裏切り者に
なりたくはない
この恋のために
人を
傷つけたくはない
けれど
どうしようもなく
君への想いは溢れて・・・
一緒にいると
楽しくて
笑ってくれると
嬉しくて
胸が
ギュっと締めつけられて
もっと
傍に居たいと願ってしまう
まん丸で黒い瞳
細身なのに広い肩
少しクセっ毛の髪
低くて
やさしい声
君を存在させている
すべてが好きで
どうしようもなく
どうしようもなく・・・
好きになるのが
少し遅かっただけ
それだけなのに
こんなにもツラい
それでも・・・
君への想いは
もう止められない
どうしようもなく私は
君のこと・・・
読んでくださり、ありがとうございます。
次回 、~ ②風見鶏 、近日掲載するので、よろしくお願い致します!