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プロローグ
けたたましい爆音。騒音。
人々の叫び声。泣き声…。
一体今何が起こっているのか、
自分にはよくわからなかった。
一旦、頭の中を整理しようと体を起こしてみるものの、怪我でもしていたのだろうか?体の節々がとても痛くて起き上がれない。
いや?
実際には、手足がどこかに固定されているようだ。
ましてや、目を開けてみるものの、目の前はとても真っ暗で、その暗さに自分自身が飲み込まれそうであった。
最終的に、うまく状況を把握できないというのが事実なのであった。
「ガタンッッッツ!!!」
ふと、とても大きな音とともに自分が大きく揺れ、全身に激痛がはしった。
まるで急に、そして思いっきり時面に叩きつけられた、そんな感覚だ。
そこで自分は、気を失ってしまった…。