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現実と理想の狭間で・・


夏子は、次の日、後輩の谷口 京香と、二人で会社の受付に着いていた。


谷口が言う。


「夏子先輩と、こうやって、一緒に仕事できるのも、あと少しなんですね。そういえば、話が全然、変わりますけど、先輩、まだ彼氏いないんですか?」


「うん、いないよ」


アッケラカンに夏子は答えた。


谷口が、また聞いた。


「先輩、男にモテそうなのにな・・理想が高いんじゃないですか!?」


夏子は、答える。


「そんなことないわよ。それに、私、そんな高望みしてないわよ。まぁ、今は単に恋愛には無縁だけね。あ、そういえば、たまに、来られる、お得意先の営業の富岡さんとか、タイプかな・・」


「あんなかんじが、タイプなんですね、先輩は!でも、富岡さんって、なんか草食系じゃないですか?」


夏子は、少しテンションを上げて言った。


「そういう感じの人が、何か熱い語らいをしてくれたら、なおさら、素敵じゃないの!?」


「いや、先輩、かなり妄想が入ってますよ!ウケるんですけど!!」



何よ!?悪い??


と、夏子は、おちゃらけて谷口と笑った。



でも、夏子は、内心、冷めていた。


こうやって、おちゃらけていても、彼氏もおらず、自分の姿を見るたびに年齢を感じてしまう今日このごろに、本当はスゴく参っていた。

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