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2月14日

本編進めない上での新キャラ←

「さあ、やって参りました!カウントバレンタイン!司会は私こと放送部の『大宮達夫』です」

「解説のお助け部書記の七海です」

「リア充撲滅委員会の相川です」


 集いし変人三人組。まるでテレビ中継かのようにガワがスタンバイしている。


「早速説明に映りたいと思います!七海さん!」

「はい~♪この番組では、ここの学園を代表する話題のイケメンや優等生がどれくらいモテているのかをお伝えします!」←猫かぶりモード

「まあ、リア充は早く死ぬべきですね、ええ」

「内容としては、バレンタインでチョコを貰った数を競い、みんな罰ゲームというものですよ☆」


『『『おい、ふざけんなスタッフ!!』』』


「あなた方に権限はありませーん、では早速、学園を代表する男子達を紹介して行きましょう!」




・学園一の問題児:上狼秀久


・肉食男子:秋獅子流牙


・セミロング馬鹿:なんちゃら圭太


・水泳部の貴公子:二ノ宮海童


・暑苦しさ一番:大河原義政


・俺こそ変態:杉崎智


「以上のメンバーです☆」

「まてまて!!」

「何ですか?上狼さん」


 赤い席に座っていた問題児上狼秀久は、メンバーを指差す。


「これどう見ても、……イケメンとかじゃなくて問題児メンバーだろ!!」

「「なーんーのーことーかなー?」」

「く……」

「黙ってろ、ぶち殺すぞ」

「リア充委員会怖!!」


「部長、……自分も入ってること忘れてません?」


 圭太がため息をつくが、このメンバーは間違いなく問題児達だ。


「では早速!」

『カウント~』

『『バレンタイン!!』』

「え?ちょ、お前ら何合わせて……台本隠すな海童!!」



Q.なんちゃら圭太


「名字が無いんですけど!?」

「大丈夫だ、圭太。……お前は俺の仲間だ」

「大丈夫じゃないからね相川君!?確かに名前ないけれど!」


「七海さん。ズバリ、圭太君は何個だとお考えですか?」

「0ですね☆」

「酷い!?」

「まあ、欠点は間違いなくセミロングです。馬鹿圭太はセミロング馬鹿なので、他の女子から好意を向けられてても気づかないですし」

「なるほど~、では圭太君!カウントザ、チョコ!テーブルに置いて下さい!」

「……はい……」



A.2



「圭太を殺せ!奴は反逆者だーー!!」

『『『オオオオーー!!』』』

「ちょ、ま、うぎゃああああああああ!」


 圭太、撃破。


「予想外ですね~、まさか二個とは!」

「チッ……圭太のお持て成しに惹かれた女子が居たんでしょう。副部長様々です」




Q.二ノ宮海童


「次は、水泳部の貴公子こと私と同級生のうみどうです!」

「……達夫、後で覚えてろよ」

「あは☆」

「イケメン死ね」

「あ?お前が死ねよ」


 相川とは相性が悪い海童。白い席に乗せていた踵でテーブルを叩く。


「さて、海童ですか~。七海さんはどう予想します?」

「海童さんは口がとてつもなく悪いですねー。しかしルックスもいいですから、何より水泳部はモテるジンクスがあるみたいですね~」

「んなもんねーよ、変人ツインテ……」


 海童、テーブルに沈む。


「さて、相川さんは……」

「イケメン殺すイケメン殺すイケメン殺すイケメン殺すイケメン殺すイケメン殺すイケメン殺すイケメン殺すイケメン殺すイケメン殺すイケメン殺す」

「相変わらずですね!では、海童にカウントザ、チョコ!」



A.15



「死ね海童ーー!!」

「チッ、……だから出たくねーって言った……てめえ!?なにしやがる!?」

七海「今よ相川さん!こいつを畳んじゃってー!(裏声」

「任されたああああああ!!」

「っざけんなああああああああ!!?」


 海童、沈没。



「ふむ……やはり多かったですね~」

「水泳部貴公子は伊達じゃないみたいですね、はい☆」

「ではサクサク行きますよ~、次は野球部のキャッチャー!」



Q.大河原義政


「おうっ、どんとこい!バレンタインも真剣勝負だ!

「暑苦しい」

「暑苦しいですね」

「スポーツ少年、いいじゃないか」

「相川先輩は既に貰ってないと予想してますね~」


 緑の席から伝わる熱気。義政、やはり暑苦しい男である。


「七海さんちなみに」

「ノーコメ」

「わかりました~、では義政さん、カウントザ、チョコ!」



A.0



「大河原ーー!!」

「相川ー!」

「がっちり抱きしめ合ってますね二人共」

「義政先輩、相川先輩が向かって来たから受け入れただけでしょうけど、私なら暑苦し過ぎて渡したくないです」

「女性代表意見ありがとうございます」




Q.杉崎智


「ここからは貰った女性の名前も明かして行きますよ~」

「ふむ、楽しみだ」

「いや、あんたあっち」

「ふむ、……君達は何個貰ったんだい?」

「流石杉崎先輩、相変わらずのスルースキル」

「変態眼鏡畜生ですねー」


 黄色い席に座っていた杉崎は、いつの間にか司会側の席に居た。流石の達夫も表情が崩れている。


「七海さん、どう予想しますか?」

「ん~……読めないですっ」

「可愛いからおk」

「ふむ、……一枚」

「あんたは早くテーブルに置け」




A.3


「無難でしたね~、ちなみに誰から?」

「ふ、秘密だ」

「でしょうねー、そうだと思いましたよ畜生」

「達夫先輩、ブレスレットブレスレット」

「リア充だけど、お世話になってるからいーや」




Q.上狼秀久



「…………」

「こんにちは、秀久君」

「早速チョコを見せて下さい、部長」

「い、嫌だ……」

「仕方ないよな」

「待て、何だこの緩い雰囲気!?俺だけ温かな目で見られてるんだけど!」


 秀久=0

 司会側はそう判断しているみたいだ。秀久はテーブルに両手をつき、うなだれる。


「では部長、カウントザ、チョコ!」

「「来年があるよ」」

「何か決めつけられてねーか!?」



A.11


「は?」



「え?」



「」



「……ちなみに、誰から……」

「調理室に呼ばれてつぐみから、展望台で明香、部室でみなも、廊下で綾菜……姫だろ、輸送で芹ねーちゃんから……、音響室で時雨……あとは生徒会室でレイナと小豆ちゃん、あ、澪次からって渡されたな。図書館に用事があって行ったら……摩果にあって、光一に渡したら何か貰ったし正確には12だな」


 秀久、強制退場



「何故だ何故だ何故だあああああ!!」

「相川さん、角出てます、しかしこれまた予想外。……七海さんこれ一体」

「本命と義理と分けると……こうなりますね」


本命:つぐみ、みなも、レイナ、時雨、小豆、摩果

義理:芹香、姫

友:光一、澪次

?:明香、綾菜


「なるほど……確か光一君は、過去に秀久君から友チョコを渡されたからという理由がありますね~」

「澪次さんも同じ理由でしょうね~。」 「鼻血ブーで死ねばいいですね、はい」

「では、最後に」


 秋獅子流牙は帰ったようです。


「「でしょうね~」」

「ちなみに、学園の女子生徒大半以上が彼に渡していたようです」

「流石モテ王ですね~」

「さてさて、お時間が来ました!この番組は司会の達夫!」

「解説の七海!」

「リア充ゥウ……」

「「でお送りしました!バイバーイ!」」



「あはは、あはは……セミロングの人形が一杯だ、うひひひひ」


「」チョコ沼に沈んだ海童


「ふむ……」写真撮影中


「(辞表)」←秀久


「下らんな……」

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