夜道
「さっさとやる事終わらせて帰ろうぜ。日も暮れてくるだろうに」
たしかに日が暮れ始めている
「じゃあ佐藤も私の仕事手伝ってよ。上司に仕事を丸投げされたんだから。」
「それは真衣の仕事だろ。俺の担当分野と違うから分かりません。」
部署内でも人により仕事の差異がある
「佐藤はもう帰りな。私の役に立たないなら居ても意味ないし」
という事で俺は1人で帰る
子供の頃から夜道を1人で歩くのが怖い
お化けが出るかもしれないじゃん。
真衣を帰りに誘ったのは1人で帰るのが怖いから
そんな事を社内で言おうものなら
何を言われるか分からない。
小心者の心臓は生まれつき
コンビニでビールを購入して
酔いながら帰る事に決めた。