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寒くて忙しくてもモチベが上がりますっ!!
山波さんが証を買うと俺に言った。
流石山波さん、そう来るだろうと思ってました。
「では、こちらにサインをお願いします」
そう言って出したのは、ちゃんと後で代金を払うという誓約書だ。
「落ち着いたら国が払ってもいいですからね」
山波さんは書類を読んで分かったとサインをした。
よし!!
これで老後は安泰だな。
全ての証で総額88億円に成りました。
すると山波さんがとんでもない事を言う。
「もし払えなかったら俺を奴隷にしてくれてもいいですから」
「はっ? いやいやいや、何言ってるんですか!?」
男の奴隷なんか要らねぇよ!!
って、そこじゃないか。
「男の奴隷なんか要りませんよ……って稲垣さんの視線が痛いですね、大丈夫ですよ、俺がちゃんと国に払わせるので、別の何かで払ってもらってもいいですから」
それに現在の日本に奴隷制度はありませんから。
「ではこちらをどうぞ」
そう言って購入して頂いた証を全て取り出した。
「あの、これって転職したら前のは消えるんですかね?」
おっ? 流石同志、気になるか。
「職業に就いたばかりの人は転職できません」
「じゃあ、俺はずっと魔導士って事ですか?」
首を横に振って答える。
「とりあえず職業を得て下さい……握って使うと念じれば使えます」
すると皆がそれぞれ使用した。
どうやら暗殺者は山波さんが使ったようだ。
「ステータスを開いてください」
すると、目の前に現れたステータスに皆が驚いている。
今まで他の人が居なかったので分からなかったが、他人のステータスは見えないんだな。
「詳細が出てる!」
「これは……正にゲームだな」
「ほう、私は結構知力が高いのか」
「あれ? 私はどうして精神力が一番高いんだろ?」
それぞれが自分のステータスを見て、自分の特徴が分かって喜んでいるようだ。
疑問が生まれている人も居るが。
「では、スキルの欄に【魔力感知】と【魔力制御】はありますか?」
皆あると言う事なので、俺がやった訓練を教える。
「そうするといずれ100%になり転職可能となります」
さっそく皆が始めた。
「これは難しいな」
「くっ、俺はチーレムを目指すぞ!」
「これは時間が掛かりそうだ」
「目に見えて成長が分かるのでこれは楽しいですね」
同志よ、現在の日本でハーレムは無理だと思うぞ。
形に拘らなければ可能だが。
って、その状態を合意してる女って何か嫌だよね。
ラノベでハーレムを見るのは面白いが、現実だとちょっと……って話が逸れてしまった。
と此処で、俺は重要な事を皆に教える。
「普通の武器でダンジョン内の魔物を攻撃しても倒す事は困難です、山波さんなら分かりますよね? そこで魔力制御が必要になってきます」
「それはどういう……」
俺はダンジョン内で住んでいた時、アウトドア用品店で手に入れたサバイバルナイフで試したのだ。
刀に魔力を流すと高性能になるのが、付与のおかげかそうじゃないのかを確認するために。
サバイバルナイフをスコープで見ると普通のナイフだったので、普通の状態で壁を斬った後、魔力を流して斬ると付与効果程ではないが明らかに切れ味は上がった。
普通の人でも多少時間はかかるがハイズール程度なら倒せる範囲だと思える。
「ダンジョン内の魔物は魔力を使っているか元々魔力を纏っている肉体だと思われます、なのでこちらも魔力を流した武器じゃないと、殆ど攻撃が通らないんですよ」
「なるほど、だから銃が効かなかったのか」
そこでリストを見ていた風間さんが、顔を上げて聞いてきた。
「進藤君、薬は無いかな?」
「薬? どういった薬ですか?」
詳しく聞くとどうやら通院していた人も居るようで、薬が無くなり体調を崩している人も居れば、亡くなった人もいるそうだ。
そりゃ通院して薬を普段から服用してる人にとって今の状況は最悪だろうな。
俺はニコっと笑って答える。
「リストの裏の最後の方を見て下さい」
「なにっ? 裏まであったのか……っ!?」
「何ですか? 何があるんです? ……おお!? ポーション!! ファンタジーアイテム代表のポーション、魔法薬まであるんですか!?」
同士のテンションがおかしな事になっている。
「ポーションって回復薬ですよね? 2つ?」
リストの中にある回復系アイテムはこちら!
ヒールポーション・初級、中級、上級。
キュアポーション・初級、中級、上級。
勿論これは俺がクラフトで作った物だ。
色々試して眠眠打倒とか栄養ドリンク、ビタミン系ドリンクで作るのが、1番効率が良いと判明した。
水から作る事も可能だが、魔力の消費が10倍程違うんだよね。
ヒールポーションは怪我や傷を治す薬となる。
キュアポーションは所謂状態異常回復で、病気や毒等にも効く。
これでぼろ儲けさせてもらいます!
まあ、今回は国に払ってもらいましょうかね。
「では、山波さん……こちらにサインを」
内容を読んだ山波さんが即サインをした。
これで200億、ありがとうございまーす。
毎日ちょくちょく作っていたので各500本ずつあるので、中級までを全て渡す。
「そうだ……えーっと同志じゃなくて堀さん、このリュックに私と一緒に触れて下さい」
「何ですかそのリュック? まあ、それくらいならやりますが」
一緒に触れて俺が魔力を流す。
「堀さん、少しだけ魔力を流して下さい」
「あっ、はい……何です今の?」
リュックが僅かに一瞬光ると収まった。
これで堀さんもこの、俺が最初に作ったマジックバッグを使えるようになった。
リュックにポーションをカット&ペーストで入れて渡す。
「何だったんで……ふひょっ!?」
「変な声を出すな堀、どうした?」
山波さんの言葉に堀さんはバッと振り向き、満面の笑みで答える。
「マジックバッグですよこれ!! 進藤さん、これはどれくらい入るんですか!? 時間停止は付いてますか!?」
「落ち着け!」
「アイタッ!? ……すみません、つい興奮してしまって」
流石同志、分かってくれたか。
時間停止と重量軽減の説明をして、サイズは5メートル四方のサイズだと伝えた。
最後に……。
「それは所有者登録という効果があるようで、先ほどしたようにしないと他の人は持つことも取り出す事もできません、なので使える人は堀さんが山波さんと相談して決めて下さい、それにポーションと食料を入れてあるので」
「それが本当ならとんでもない金額になりそうですが……」
そう言って山波さんは俺を見る。
「大丈夫です、それは『貸す』だけなので、落ち着いたら回収します……買うならざっと100億以上はしますからね」
俺の言葉に全員唾を飲む。
「分かりました、これは預かります、ちゃんと返すので安心してください」
「買い取ってくれてもいいんですよ?」
そう言うと高速で首を横に振った。
フッフッフッフッ、甘いな山波さん。
そんな良い物を国が手放すはずがない。
落ち着いたら必ず国が欲しがる。
そうなったら500億くらいで売ろうかな~。
国がとぼけるようなら……海外へ移住しよう。
こんな自分の小説を楽しんで頂き誠にありがとうございます!!




