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11 忌々しい宗教

初投稿です。誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。

とりあえず、最後まで書き終えました。煮詰めつつ投稿する予定です。

【忌々しい宗教】


 この国の教会はランスター正教。

 もともとローマン正教の分派だったんだが、最近は独立勢力らしい。


 まず、特徴があるのが積極的な宗教勧誘。

 街角に立っている白い宗教服を来た男。女の場合もある。

 片手に分厚い本。

 目があうと嬉しそうに近づいてくる。


『あなたは神を信じますか』


 前世でもよく聞かれたフレーズだ。

 不敬にもギャグで使っている芸人がいたよな。


 目を合わさないのが肝心だし、迂闊(うかつ)にも目があってしまったら、

 親指を隠して逃げる必要がある。


 しかし、返事すると、そのまま論争に持ち込まれる。

 まず、素人ではかなわない。


 気づいたら、その宗派に入らされる。

 軽く魅了を使っているんじゃないかって噂もある。



 しかも、街角だけじゃ飽き足りないらしく、個別訪問もする。


 入信すると、お布施と称して、様々なお金を払わされる。

 年会費、特別会費、とか。


 ツボも定番だな。

 高いツボを買えば、宗派内でのランクがあがり、来世で幸福になれるらしい。


 噂によると、ノルマもあるらしい。

 ノルマを達成した人が教会内でどんどん出世するシステム。

 だから、上の方の人達がどういうタイプか、なんとなく想像できる。



 教祖は空を飛ぶとか。いや、空飛ぶ魔法はそれほど珍しくないが。

 田舎の人には奇跡に見えたらしい。


 金持ちや貴族にも入り込んで、集金マシーンと化し、

 商売やるにも、貴族の例えば任官活動をするにも、

 この宗派の人脈がものをいうようになって、

 いつのまにか、そこら中に教会を建てまくっている。


 日本だと、町村で一番の建物は役場だということがよくある。

 この世界ではそれは教会だ。


 白くて新しい立派な建物があれば、ランスター正教の教会だ。

 村の規模に比して立派すぎる建物ばかりだ。


 このようにしてランスター正教はこの国に勢力を伸ばしてきた。



 その教会が独占しているのが、6歳の洗礼式だ。

 幼児の死亡率の高いこの世にあって、6歳まで生き延びたことを祝う洗礼式。

 そのときに、教会は白いオーブで子供のステータスを調べる。

 魔力の有無も調べる。

 同時に献金も受け取る。献金が多いほど魔力が伸びるとの噂だ。


 ウチのエレンやエレーナ、他の孤児たちは、全員魔力なしと鑑定された。


 ところが、ウチで面倒見た結果、みんなすぐに魔力があることがわかったし、

 その後の伸びも凄い。


 学院のほうから噂がもれてくる。教会ってなんだと。


 だから、教会が苦々しく思っているらしい。

 それも尋常じゃなく。



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