表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/138

01 ユグド街製品販売所HARVISの開設1

初投稿です。誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。

とりあえず、最後まで書き終えました。煮詰めつつ投稿する予定です。

【ユグド街製品販売所HARVISの開設】転移6年4月~


 エレンが学院卒業後、リョータとともに最初に行ったのが、

 ユグド街製品販売所の開設であった。

 エレンはこの販売所の総合管理をまかされる予定だ。


 販売所の名前はHARVIS(ハーヴィス)とする。

 世界樹の別名からとったものだ。


 そこで圧倒的な競争力のあるユグド街製品を扱う。

 それを購入するには、HARVIS会員になって世界樹を礼拝する必要がある。

 というシンプルな作戦である。

 “世界樹を慈しむこと”。これがリョータの基本だ。



 ただし、都市にはギルドがいる。農村は共同体や領主がうるさい。

 慎重にやる必要がある。


 そこでリョータたちは次のような展開を試みた。


  ①郊外での土地の取得⇒小麦等工房作成、副都心造成

  ▼

  ②都市内に販売所HARVIS ビューティ製品とスィーツ、酒を販売

  ▼ 

  ③追加で小麦粉とパン販売

  ▼

  ④フードコート設置 文化の中心地、流行の発信地



①郊外での土地の取得⇒小麦等工房作成、副都心造成(高級住宅地)


 ランスター王国では都市で商売をするにあたって、様々なギルドに入る必要がある。


 以前は商業ギルドが強かったのだ。

 現在では細分化しており、特に生産系のギルドが強いらしい。


 ただ、制約がきつい。決め事がたくさんあり、面倒であった。

 そこで、少なくとも小麦粉の生産・販売は都市の外で行うことにした。



 王国では、自分で開墾した土地は永久に自分のものになるという。

 ただし、平民は10haまで。

 だいたい300mx300mの土地か。


 カザール近郊だと、カザールの北東5kmに広大な岩場があり、

 そこなら勝手に開墾しても問題ないらしい。


 それならと、複数人名義で3km四方の岩場を土魔法で整地した。

 5mほどの壁で囲い、中に各種製造工場を建てた。

 また、届け出をしてカザールまで舗装道路を造成した。


 ユグド街レベルの建物や施設等を作り、貴族街レベル以上の環境にした。

 施設及び道路の周囲には絶えずシャドーによる巡回を行い、治安を確保した。


 これを資産家のHARVIS会員に案内し、整地後入植してもらう。

 これである程度のマスを確保した。


 目標は、郊外に副都心を作ることである。

 しかも、高級住宅地として開発したい。

 安全は金で買う。


 金のない人には、移民コースを用意している。



■製粉・パン製造


 ユグド街で育成された製粉魔法士、パン製造魔法士を配置する。

 彼等こそ、この事業の要であり、魔狼2頭体制でがっちり守られる。


 製粉魔法士を配置したのは、周辺の農民からの小麦買取を考えているからだ。

 農民の現金収入を増やし、農民に力をつけてもらうためである。



 製粉・パン製造を郊外にしたのは、ギルドがうるさいこともあるが、

 この2つの事業は、既得権益が分厚いからだ。

 貴族、ギルド、富裕層、教会、様々なレベルで事業に参入している。

 これを突破しなくてはならない。


 そこで郊外に設置して、妨害をできる限り排除したのと、

 妨害がよりわかりやすいからだ。

 理不尽な妨害には拳で語り合うつもりであった。


 最悪、支配層には退場してもらうか。

 そういう考えがリョータにはあった。

 極力自重するつもりではあったが。


 なお、この活動は将来的に農業ギルドへと発展した。

 この世界での農協である。



■世界樹への礼拝


 HARVIS製粉所を利用するには、世界樹への礼拝+掃除を欠かしてはならない。

 この奇妙な条件はすぐに疑問が解消されることになる。


 まず、世界樹へ礼拝すると、気分が安らぐ。

 不安が消えていくのだ。

 さらに、HARVIS製粉所の製品は圧倒的な商品力を持つ。

 利用したら、リピートしない手はない。


 こうして、HARVIS製品のファンは同時に世界樹のファンとなっていく。



 後年、この施設を中心として副都心ができる。

 そういうふうに目論んだ結果であるが、上手く発展した。


 岩場を切り開いた街で、住民は全て自由民だった。

 領主をつけようとしたが、猛反対をし、自治都市となった。

 ちなみに、何人かの覇気の失われた貴族が生まれたという。



 なお、世界樹への敬意を押し出したHARVISであったが、

 民間伝承で世界樹の存在だけは知名度が高かった。

 

 そのことがHARVIS会員急増の要因の一つかもしれない。



ブックマーク、ポイント、感想をありがとうございます。励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ