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22 エレン、夏季休暇 ダンジョン1

初投稿です。誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。

とりあえず、最後まで書き終えました。煮詰めつつ投稿する予定です。


本日も3話投稿予定です。

【エレン、夏季休暇 ダンジョン1】転移5年8月


 首都の周囲には、2つのダンジョンがある。


 一つは、初心者向けのダンジョンとして、保護されているものだ。

 地下3階までしかない。

 しかも、ゴブリンなどの初級魔物が主な攻略対照だ。


 もう一つは難易度が高く、地下4階までしか攻略されていない。

 当然、最下層が何階かはわからない。


 ダンジョンの魔獣を討伐するのは、主にスタンビート対策だ。


 ダンジョンの魔物が増えすぎると、魔物が理性を失い地上に溢れてくることがある。これがスタンビートで、一旦起こると軍隊総出で対処することになる。


 そのために、ダンジョンの周りには高い壁を張り巡らせているのだが、空を飛ぶ魔物もいるから、万全ではない。そこで、スタンビートが起きないように間引きをする必要が出てくるのだ。



 エレンはいつも例の4人、ウィリアム王子、商人の息子ヘンリー、男爵嫡男のチャーリー、モブレーとともに攻略するのは、最下層のわからない方だ。

 ゴブリンの方では簡単すぎてスキルレベルが上がらなくなっているのだ。


 ただ、このパーティ、全員魔法使いでバランスが極めて悪い。

 前衛がいないのだ。

 物理攻撃に関しては毎日魔狼と稽古をつけているが、魔法よりも不利である。


 そこで、順番に二人ずつ前衛となり、タンクや剣による武器の練習をする。


『さっそく、いたぞ、30m先、曲がり角右すぐ。3匹固まってる』


 エレンは探査魔法で早速魔物の居場所を特定する。

 探査魔法はエレンが一番高性能だ。

 

 現れたのは、ブラッドパッド。吸血コウモリだ。

 ここは地下1階でレベルの低い敵しか出ない。


 さらっと風魔法で退治する。


 何度か敵と遭遇し、数時間後にはなんなく地下1階を突破する。

 エレンの探査魔法のおかげで、迷路に捕まることはない。



 地下2階はゴブリンレベルが多かった。

 たまにホブゴブリンなどの少し強めの敵が出てきたが、

 ソロでも突破できる敵だ。


 地下3階に行くと、いきなり魔狼が現れた。

 野良魔狼はすぐにエレン達の魔狼と挨拶を始める。


 何しろ、エレンはフェンリルの加護持ちだ。

 フェンリルは魔狼たちにはスーパースターである。


 王子たちパーティメンバーの魔狼は、中級のユグド街会員になった時に

 与えられたものだ。

 既に1年以上の付き合いになる。


 結局、野良魔狼はエレン達の仲間になった。

 魔狼は高確率で、というか100%エレン達の仲間になり、

 ユグド街で魔狼軍団シャドーとして、第2の魔狼生を送ることになる。


 まあ、大喜びなんだけど。魔狼たち。

 出会った瞬間にワフワフ凄いもんね。



 3階になると、攻撃力が200程度の敵が出てくる。

 ここもなんなく、突破する。


 彼等は冒険者ギルドに登録してから2年ほどたつ。

 現在は、パーティレベルでC、個人レベルでDまでランクをあげている。


 今日は、オークを狙いに来たのだ。

 すでに、オークは7頭討伐しており、あと3頭でBランク試験を受けられる。


 オークは豚が魔物化したもの。魔豚の進化した形である。

 通常野獣のゴリラと同程度の強さだ。

 握力が300~600kg位ある。

 通常の人間なら、握りつぶされるか頭を殴り潰されて一瞬にして終わりだ。


 通常の野獣でも、人間と比べられないほど強いし、獰猛だ。

 チンパンジー程度でも、まともにやりあったら腕をもぎ取られる。



 また、野獣が強いのは精神性である。

 つまり、()りあうことに慣れている。

 通常の人間ならば、最初に放つ殺気・闘気に怯えて足がすくむし、

 少し攻撃を受けただけで継戦能力が大幅に低下する。


 そういうところで人間と野獣の差が出る。

 というか、傷を負った野獣は攻撃力が倍になる。

 元の攻撃力が同じならば、野獣のほうが強い。


 これは、魔獣も同じだ。


 但し、魔獣はある一定以上の強さになると、急速に知性が大きくなる。

 すると、人間よりも民度の高い存在になる。


 攻撃力でいうと500~1000程度のレベルにその分かれ目がある。

 オークというのは、その知性がつかない魔獣で最も強い存在である。



 これ以上のレベルの魔獣とでは戦いにならない。

 例えば、攻撃力が千前後のオーガだ。

 そもそも、彼等に戦う意思がない。

 仮に戦ったとして、勝つ見込みがあるのは限られた人間だけだ。


 パーティならAレベル以上が必要である。

 そういう存在は、ランスター王国に10もない。

 1千万人の人口がいても数パーティしかいないのである。



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