16 後輩が5人入学。全員満点
初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。
とりあえず、最後まで書き終えました。煮詰めつつ投稿する予定です。
【エレン、後輩が5人入学。全員満点】転移4年3月
エレンたちが1年の最終試験を受ける前に、一つ下の入学試験が行われた。
驚くことに、孤児院出身の子たち5人が全員満点をとった。
結構やるだろうとは思ってたけど、やっぱり驚く。
『エレンも優秀やと思てたけど、孤児院ってなんやねん』
『王室でも凄い話題になってるよ。』
『まあ、この前の見学でも衝撃受けたけどね』
『外からだけじゃわからないよ。学習方法、ヒントでも教えてよ』
エレンは、4人に孤児院方法を教えることにした。
黙っていたのは、4人との信頼熟成期間をおいたからだ。
『あのね、前に世界樹の信者になってもらったけど、あれは初級者向け用のもの。実は、中級者向け、上級者向けと段階があって、今から言うことは、中級者向けのもの。いろいろ孤児院のノウハウを教えるけど、これ聞いたら簡単に抜けられないからね? それ覚悟できるんなら』
4人はうなづく。腕輪を渡して、覚悟してもらう。
孤児院に関することを他人には話せないこと。
孤児院に反することをしようとすると間違いなく大変な罰が与えられること。
それをよく言ってきかせ、了承のもと、腕輪をはめてもらう。
問題はキャサリンだった。
キャサリンが悪い人だとは思えない。
だが、信頼を重ねたかと言われると疑問が出る。
というか、もの凄くすれ違っている気がする。
だが、ここまで知ってしまったからには、キャサリンを巻き込むしかなかった。
実際、それ以外の手はエレンになかった。
キャサリンは、グレースへの弟子入りに向けて燃えていたのである。
もっとも、この決断というかキャサリンの天然の寄り切りは、ユグド街に大きなプラスとなったのである。
エランは秘密を語る。
リョータさんって、世界樹の森の住人。
ロボはペットじゃない。リョータさんの眷属みたいなもの。
ロボさんは森の精霊、神の使徒。戦力はこの世界の№2。
№1戦力も仲間にいる。ドラゴンだけど。
この人達、というか半分神様たち、都市なんて簡単に滅ぼすことができる。
へたすると、惑星を滅ぼすことも簡単に実行できるらしい。
もちろん、そんなことしない。
リョータさん曰く、奴らは人間以上に寛容で思慮深く穏やかだ。
人間の方がずっと残忍で強欲だ。
ボクたちはある日突然リョータさんに救われた。
それからはいい食事、いい服、いい住まい、高水準の教育を受けて。
ボクの成績凄いと思ってるかもしれない。
でも、今回のボクの後輩たちの結果見れば分かる通り、
孤児院の皆もボクと同程度。
リョータさん曰く、ノウハウがあるんだって。
エレンはそのノウハウの一部を教える。
週末になるたびに5人は孤児院に飛び、指導を受けてもらう。
すでに基礎は出来上がっている5人。
すぐに自律訓練法をマスターした。
魔力の循環訓練に入り、繊細に魔力を練り、圧縮する訓練をする。
魔法に関しては、分子の動きなど、前世地球の科学を学習する。
そして、寝る前にはMPを枯渇させて寝るようにしてもらう。
5人は一気に伸びた。
例えば、ウィリアム王子がこの通りである。
入会して3ヶ月後の数字。
ウィリアム
HP 143(入会前129)
MP 251(入会前152)
○筋力 37(入会前32)
○体力 36(入会前30)
○速度 39(入会前34)
○知力 52(入会前45)
○精神125(入会前40)
○意思 38(入会前33)
○物理基礎力 36(入会前33)
○魔法基礎力 63(入会前38)
ちなみに、12歳ぐらいだと平均値が20ぐらい、HP,MPともに二桁だ。
王子にしても他の三人にしても、元のステータスはこの世代としては優秀。
流石にエリートの集まる学校である。
それが、驚異的に伸びた。特に精神が圧倒的に伸びた。
ステータスは1上昇させるのは大変なのである。
育ち盛りとはいえ、その難しさを簡単に飛び越えた。
既に、大人として一人前に認められる程度にはステータスが上昇している。
他の4人も伸び具合は同じ程度であった。
また、魔法は4属性発動し、それぞれスキルレベルが一つずつ上がった。
スキルレベルの1の違いは相当大きい。
例えば、中学生と高校生ぐらいの違いがある。
『こんなに伸びるなんて魔法みたいだ』
『特に精神のパラメータがえらく伸びてるな。孤児院方式すごいやん』
『これ下手すると、学院いらんかもしれんね』
『なんだか、それ、冗談ですまないよね』
『そういえば、ユグド街入会・上級者向け、ってどうなるの』
上級者向けはユグドエリアに居住する人達向け。
ユグドエリアの完全な権利を享受できる。
その代わり、ユグドエリアから外へは出られない。
ユグドエリアは革新的すぎて、外に出すといろいろ支障が出るから。
エレンはそう説明する。
その後、彼等は順調に数字を伸ばす。
2年の最終試験で、魔法試験は全員が満点をとるのであった。
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