11 ブランシェの視点2
初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。
とりあえず、最後まで書き終えました。煮詰めつつ投稿する予定です。
【ブランシェの視点2】転移3年9月
リョータさんが初めて冒険者ギルドに来て2年ほどたったある日。
元Bクラスのトムさんが冒険者ギルドにやってきた。
トムさんとお父さんは師弟関係。
借金奴隷から開放されて、ウチのお父さんに会いに来たんですって。
冒険者をやるつもりはなくて、今の職場が凄く気に入ってるらしい。
その職場、リョータさんの元で働いているってきいて私は動いた。
午後から体調が悪いということでギルドを早引き。
約束を取り付けていたトムさんから情報をもらうことにした。
もう、驚くことばかり。
リョータさんは自分で街を造った?
神様みたいな動物がいる?
衣食住は貴族レベル以上?
もうね、信じられないことばかりだったけど、
トムさんのお菓子とトムさんの影に潜んでいた魔狼で信用性が爆上がりした。
トムさんの持ってきたお菓子が美味しすぎる。
これでもそこでは普通レベルなんだって。
普通レベルっていうか、下手すると、誰も食べないんだって。
なにそれ。じゃあ、そこで美味しいレベルのお菓子って。
お菓子だけじゃないって。
食事もお菓子も最初食べたときは昇天したらしい。
後、でっかいお風呂とか。
冷たい風とか暖かい風の出る魔導具。
上下水道完備。シャワーは温水。トイレもばっちり。
高級石鹸使い放題、リンスとコンディショナーってのもあるらしい。
リンスは髪の毛がサラサラになる。
コンディショナーは髪の毛がツヤツヤになる。
狼さんの毛がサラサラツヤツヤなのはそのせいなのね。
花の香水も溢れるほどあるって。
部屋が花の香りで満たされているそうよ。
ああ、確かに少なくとも下級貴族レベルの話じゃないわ。
天国の話よね。
しかも、この可愛い狼さん。
随分と高性能。
どこでも地面に隠れることができて、
どこからでも現れることができる。
普通の魔狼よりも強いし、頭は人間並。
しかもいい匂い。
この可愛いい狼さんがボディガードとしてついてくれて、
今だと全員に。
夢みたいな話に私は飛びついた。
これを逃したら、私は一生後悔する。
トムさんに移民の仲介を頼んでしまった。
お父さん? いいのよ、最悪家出するから。
ブックマーク、ポイントをありがとうございます。励みになります。




