10 エレン、パーティをくむ2 エレン視点
初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。
【エレン、パーティをくむ2 エレン視点】転移3年7月
普段もつるんで行動する4人組。
『ねえ、君たち。いつも一緒で楽しそうだね』
ある日、ウィリアム王子が話しかけてきた。
王子はたいていグルーピーに囲まれているので、近づけない。
『王子様こそ、いつも女の子に囲まれて羨ましい』
『ウィリアムでいいよ。様もいらない。あのね、ハーレムって羨ましいって思うでしょ?』
王子は同性しかいない気の緩みが出たのか、次第にぶっちゃけ始めた。
結論からいうと、女の集団よりはオークの集団に囲まれたほうがいいらしい。
それは言いすぎだと思うけど、王子、結構たまっているぽい。
ボクは思わずジュースをあげることにした。
『そういえば、君たち同じ腕輪してるね。それ何?』
ボクは世界樹教のことを話した。
『へえ、面白そうだね。それにご飯が美味しいの? 僕にも食べさせてよ』
ボクは食べるのはいいけど、ユグド会員になる必要があることを説明する。
『体験入会もできるんでしょ? 入会するよ』
王子はなんだか気軽に応じた。
いいんだろうか。王族なのに。
『あのさ、王族っていっても、僕は5男。もうねモブよ。せいぜい一代限りの土地なし伯爵あたりになるのが関の山。伯爵っていっても名誉職。何の権限もない。だから、基本、ほっとかれてる』
とサバサバした表情で自分の境遇を説明してくれた。
ボクは王子に腕輪をしてもらって、昼食を追加することにした。
『宮廷料理、軽く越えてる!』
で、王子にもユグド街に来てもらい、簡単に案内をする。
結局、みんなユグド会員に正式に入会した。
入会って言っても、カジュアルだからね、世界樹への礼拝。
どっかのテニスクラブに入ります。
毎日素振りはかかしません(ちょっとだけど)。てな感じ。
それに比べてリターンが大きすぎる。ご飯だけでもでかすぎる。
これで、毎日のスクールライフが楽しみになったぞ!
とはしゃぐ4人。
ただ、彼等には学生のうちはくれぐれもPRしてくれるなと。
うちの食事を周りに紹介したら、世の中大騒ぎになる。
そしたら、へんな人間がつきまとうようになるのがコワイ。
だから、王族・貴族・商会・教会・民間、いずれにしても、漏らしてくれるな。
漏らしたりしたら、会員じゃなくなるからね。
王子は騎士的精神を発揮して、しばらくは男子1人女子4人のパーティを続けた。
それ以外はオレたちとつるむようになった。
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