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02-2 魔法学院入学試験2 エレン視点

初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。

【魔法学院入学試験2 エレン視点】


 次は実技会場に向かう。

 ボクの番号がくるまで、受験生の魔法を見学していた。


 試験内容は

 20mほど先に4本の棒がたっており、一番上に的がついている。

 左から、赤色(火)、青色(水)、茶色(土)、白色(風)の属性を表している。

 軽く防御魔法がかかっているようだ。


 この的に向かって、各属性の初歩魔法であるファイア、ウォータ、サンドショット、ウィンドをぶっ放せという。発動するのは一つでも結構らしい。


 他の受験生を見学すると、


   詠唱が遅い。

   無詠唱はいない。

   発動できない子も多い。

   発動しても威力が貧弱。

   届かない子もいる。


 緊張のせいもあるかもしれないが、

 殆どの子がうちにきたら基礎からやり直しだな。


『魔法は実力の全てを出し切るつもりで』


 係官は僕たちにそういう。

 だけど、全てを出し切っちゃうとまずいと思うんだよな。


 この的にかかっている防御魔法、いかにも軽い。

 間違いなく、的を粉砕するし、後ろの壁も怪しい。


『あの的にかかっている防御魔法、大丈夫なんでしょうか』


 と係官に言ってもむしろムッとされて


『問題ないよ、僕たちがきっちりかけたから』


 と言って相手にしてくれない。

 忖度しようかどうか迷っていると、


『早く、後ろ詰まっているよ』


 と促されたので、思わず、孤児院でやるように無詠唱で連続して全魔法をぶっぱなした。


『『『『バーン!!!』』』』


 的がすべて粉砕し、後ろの土手で土煙があがった。だから言ったのに。

 係員は驚いて腰を抜かしている。


『いま、何やったんだ?』

『言われた通り、4属性の魔法を発動しました』


『無詠唱で?4種の魔法を唱えたのか?あの僅かな間に?』

『はい』


 係官は無詠唱のところで驚き、4つの属性を発動したことで驚き、

 発動間隔の短さに驚き、最後に威力で腰を抜かした。


 そんなに驚かれても。


 確かに孤児院の子供の中では僕が一番だが、飛び抜けているわけじゃない。

 風魔法だけなら、ボクの妹のエレーナの方が強い魔法を打てる。


 それにリョータさんとかロボとか、威力が桁違いだからな。

 初歩魔法でもまるで上級魔法みたいなとんでもない威力になる。


 この試験程度なら、間違いなく、土手を粉砕し後ろの多分防御魔法と結界魔法のかかっている壁を粉砕し、壁の向こうの校舎の壁に大穴をあけていると思う。


 だから、そんなに驚かれても困ってしまう。

 腰を抜かすようなことなのかな。



 1時間ほど筆記試験会場でまっていたら、合格者が点数とともに張り出された。

          筆記  魔法  合計

   01エレン    300  300  600

   02キャサリン  290  280  570

   03ウィリアム  280  280  560

   04アリーナ   270  280  550

   ・

   ・

   ・


 満点でトップ合格だったのは嬉しいけど、ちょっとレベル低すぎない?

 係官含めて。

 孤児院だったら、満点続出しそうだし、全員合格できるんじゃ……

 入学するのちょっと考えよか。



 これがこの時点でのエレンのステータスだ。


   名前 エレン

   年齢 12歳

   性別 M

   出身 ランスター王国クリン

   種族 ヒューマン

   ○HP  175(12歳男子平均は約80)

   ○MP  276(12歳男子平均は約70)

   ○筋力  42(12歳男子平均は約20)

   ○体力  38(12歳男子平均は約20)

   ○速度  35(12歳男子平均は約20)

   ○知力  51(12歳男子平均は約20)

   ○精神 130(12歳男子平均は約10)

   ○意思  60(12歳男子平均は約20)

   ○物理基礎力 44(12歳男子平均は約20)

   ○魔法基礎力 69(12歳男子平均は20弱)

  【加 護】 

   フェンリルの加護

  【スキル】

   刀    L3 格闘術 L3 火魔法  L4 風魔法  L5 水魔法 L4

   土魔法  L5 料理  L2 気配察知 L3 魔素察知 L3

   農業   L2 計算  L3



 ここからは、リョータの見解である。

 

 エレンは少し前にフェンリルの加護をつけてもらっている。

 ステータスが高いのは、フェンリルの加護を受けたせいもある。


 あと、魔素濃度の高さが影響しているのでは、という仮説がある。

 反魔素腕輪をつけているが、防ぎきれない影響が魔素にはあるのでは。

 ちょうど重力波のように。

 それがいい影響を動植物に与えている、という見方だ。


 なお、ステータスの加護の部分はいつもは隠させている。

 変な連中に目をつけられそうだからだ。


 エレンの魔法はこの時点で王国魔導士にいてもおかしくない威力だ。

 軽い防御魔法をかけた木の的など、当然粉砕してしまう。


 というよりも、この国の王国魔道士はコネで就職が決まる。

 レベルが特別高いわけではない。

 中には、魔法が使えないのもいるらしい。

 流石にそれは王国内で問題になっている。


 ただ、長い間戦争がなかったせいで魔力の実力は焦点になりにくいという。

 魔法の使いみちは戦争じゃなければ、後は簡単な生活魔法、例えば火種だったり、埃を払う程度の清浄魔法、ちょろっと水を出す魔法ぐらいで、こんな便利な魔法が全く活用されていない。


 それにしても、テストの内容といい、係官の対応といい、

 大丈夫なのか学院。エリート教育機関ということだが。





ブックマーク、ポイントをありがとうございます。励みになります。

前半【02 魔法学院入学試験 エレン視点】の続きです。

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