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23 南の島へ:チョコレート製作1

初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。

今回はちょっと長文なので2つに分けました。

後半は数時間後に投稿する予定です。

【南の島へ:チョコレート製作】転移3年3月


 以前、中途半端に終ってたチョコレート作り。

 再開することにして、まずカカオを手に入れるため、

 南の島を探検してみることにした。


 大まかな場所は薬屋が教えてくれた。

 例のモフモフ教村一帯にけっこう幅広く生えているらしい。


 ウチのモフモフたちも悠久の時間を生きているくせに、

 この島に行ったことがあまりないらしい。

 行くたびに騒動になるみたいで、それがいやなんだと。


 なんだか、オレは嫌な予感がしたが、行ってみることにした。

 メンバーはウニャとロボ、それに料理担当のブーレ(白孔雀)とガッロ(朱雀)。



 まず、孤児院から南下すると、150kmほどで海に至る。


 で、地中海(仮)を渡る。地中海というよりは、大きい瀬戸内海だな。

 だいたい400km程度飛ぶと、島に着く。


 エレレニアという名前の島らしい。

 島というよりも、大陸といったほうがいいかもしれない。


 北側は亜熱帯もしくはステップ気候か。

 半分荒野みたいな土地を500kmほど飛ぶと、遠くに森が見えてきた。


 あれはジャングルだな。

 ここまで孤児院から約1000km、2時間強というところ。



 すると、かなり遠くの方で人々が大騒ぎしているのが見える。


 モフモフたちが言ってた、大騒ぎってこれのことか?

 なるべく、慎重に人間の村から遠くに降りようとしたんだが、

 思ったよりも奴らの目がいいのか。


 ジャングルの空き地に降りる。

 流石にムッとする。

 気温35度、湿度90%っていう感じ。


 暫く歩くと物凄い勢いで長髪の男二人が駆け寄ってきた。

 オレたちの前で平伏する。


『ようこそおいでなはりました。神よ』


 まず、その長髪。暑くない?


 流石に裸とか、鼻に骨さしてるとか、そういうことはなかった。

 普通に長袖、長ズボン、靴の男たちだった。


『君たち、よくオレたちがくることがわかったね』

『うちらには監視所がありまして。何かあったら、こん笛で連絡しあうのです』


 聞くところによると、犬笛みたいな高周波を出す笛で、彼等は種族的にその音を聞くことができるという。だいたい、2kmぐらいは音が届くらしい。


 そして、監視所をいくつか作り、笛を吹きあって連絡網を作っているらしい。



『此度ご来訪されたんな、100年ぶりと聞いちょります』


 彼等には伝承があり、前は白い鳥が来たのだという。

 白孔雀(鳳凰)のブーレの仕業かな? ブーレはいう。


『(ちょっと前に世界一周したことがあるのよね。その時のことかしら)』


 そういえば、今回使ったオレたちの飛行機。色は白かった。

 ふと、周りを見渡すと遠目でもわかるでっかい鳥の石像が。

 騒動の元はブーレで決定のようだ。


『伝承では、白い高貴な鳥がこの村を訪問なされたとのこと。それを後世に伝えるために、あの石像を製作したといいます。わしら、毎日像への祈りはかかしちょりません』

『とにかく、むさ苦しかところでございますが、我が村に是非お越しください』


 オレたちは男たちの後をついていく。


『おお、神んご来訪や!ありがたや』


 村人が一斉に平伏する。慌てて家から出ようとして思いっきりこけた人もいる。



『ようこそ、おいでいただきまして、誠に感謝に耐えまっせんゴホゴホ』


 なんだ、風邪か? 鑑定:結核。


『この薬飲んでみたら』

『なんと、もったいのうございます』


『いいから』


 その後、恐縮する老人に無理やり世界樹の雫を飲ませた。

 光を発し、老人は全快する。心なしか若返った気がする。


『おお、奇跡だ……』

『この咳は労咳と思うとります。この村では死病。ワシも覚悟しちょりました。しかし、神の御心のお陰で全快しました。ありがとうございます』


 村人は滂沱の涙を流し、中には五体投地する人もいる。


『村長さん、君の様な咳をする人がいたら、これを飲ませてあげてよ』


 オレは世界樹の葉を十枚ほどわたす。


『度重なるお心遣い、ご厚情になんとお答えすればよいのか……』


『こんなの探してるんだけど』

『カカワん実でございますね。すぐにでもとってまいります』


 彼等がカカワというカカオの実は、この辺りでは神への捧げものとして大切にされているらしい。


 貴重なものなのかと聞くと、ここらではさほど珍しいものではないとのこと。

 それで100kgほど譲ってもらった。


 対価として、オレは世界樹の雫を50瓶ほどおいておく。

 これもしきりに恐縮するが、今後もお願いしたいから、と無理やりおいてきた。



 その後、宴会を開こうとするので、また来ると伝えて帰ってきた。

 まあ、モフモフたちが神っていうのはそんなに間違っていない。

 でも、いちいち暑苦しい挨拶されるのもなあ。


 次回から、誰か人をよこそう。




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