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12 異世界焼き肉パーティ

初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。

【異世界焼き肉パーティ】転移元年8月


 魔豚と魔牛を捕まえてユグドエリアで放牧している。


 ユグドエリアとは、緩衝地帯のうち、オレのものにしようとしているエリアだ。

 東西20km、南北30km程度を予定している。

 誰の土地でもないので、ゆうゆうと占拠できる。


 その中心に現在の拠点2があるが、将来はそれなりの街に発展させるつもりだ。



 さて、本日は焼き肉パーティの日だ。


 魔豚と魔牛は屠殺して血を抜く。内蔵を取り払う。

 内臓は排出物質分解魔法。これでかなりきれいになる。


 ついであら塩をふり、揉んでぬめりをとり、水洗いする。

 もちろん、魔法で。ほぼ一瞬だな。

 あとは適当に切って特製自家ダレにつけこんで準備完了。


 まあ、オレがやるわけじゃないが。

 んなもん、無理に決まってる。オレ以外は全員できるのが悲しい。

 特に白孔雀と朱雀。翼でどうやって解体するのかな?


 肉の部位は保冷庫に吊り下げて後日のために熟成させる。

 そして、以前から熟成させていた肉を取り出す。

 適当な大きさに切って軽く自家製ダレに漬け込み、皿にのせていく。


 あと各種野菜も適当に切ってザルにのせていく。


 もうね、オレの後ろではモフモフたちがランランと目を輝かせている。



 初めて焼き肉を食べたときは、世界樹からほんの少し離れた場所でオレとロボだけでひっそりと始めるつもりだったが、ウニャ丸が加わり、ピョン太とラパン・プーレ、ガッロナーガエーガ次々に加わってきた。


 最初は可愛いモフモフ姿だったのが、食べたりないというので更に世界樹から離れたところに移し、モフモフたちは若干大きな姿になって焼き肉を貪っていた。


 世界樹のそばでは大きい姿にはなれないのだ。


 ピョン太とラパン・プーレ・ガッロに、


『お前ら草食じゃないのかよ』


 と聞いたら、


『いやその通り、しかし焼き肉はうますぎる』


 なんだと。草食をもひれ伏せさす焼き肉の美味さよ。


 しかも丁寧に箸で食べている。いつのまに箸を覚えた?

 その前になんでその手というか足というか翼というか、それで箸を扱える?


 みんな箸を持ちながらドヤ顔でオレを睨み返す。



 酒も入り、ナーガとエーガは本来の竜の大きさに戻ろうとする。

 それは本当に勘弁してもらった。


 なにせエーガになると体長50mだからな。

 魔豚だろうと魔牛だろうと一口だ。

 周りからもブーイングを食らっていた。


 奴ら、温厚でフレンドリーな奴らだが、食い物になると血走るときが多い。

 肉にしても、元々は魔獣・野獣を丸呑みしてた。

 ところが丁寧に処理された焼き肉を味わって、生肉が食えなくなったらしい。


 だから牧場を作り、定期的に魔獣・野獣をつぶして奴らのご飯にしている。

 もっとも、本来は食べる必要がなかったはずなんだが。


『『『『『食事をするようになってから体の調子が良い』』』』』


 だそうだ。なんだか、言い訳っぽいが。信じることにしよう。



 食後は安定のデザートだな。


『スイーツは別腹』


 前世のスイーツどもと同じことを言っている。

 まあ、オレのスイーツはこの世界ぶっちぎりの最高峰だからな。

 前世のコンビニには負けるけど。


 てか、前世のコンビニの食い物の美味さには驚く。

 あれ、ここ十年ぐらいじゃないか?

 以前はまずくはなかったが、コンビニ飯といえば最低ランクだった。

 ところが、最近はえらく競争力が上がっている。


 外国人観光客にも大好評で、すべての飯をコンビニですましたとか。

 空港に降りたらまずコンビニで卵サンドと缶コーヒーを買ってとか。


 たしかに、海外を経験すると日本の飯の評判の高さに納得する。

 そもそも、食材の不味いことが多い。



 料理方法も未発達で、専用の料理道具も乏しいところが多い。

 日本みたいに包丁だけでいくつも種類がある、というのは欧州ぐらいのものだ。


 美味しい所もあるが、たいてい一流レストランで非常に値段が高い。

 オレの経験だとタイと台湾ぐらいだな、CPの高い飯を出せる国は。


 中南米は知らん。メキシコが美味しいらしい。

 ヨーロッパは地中海は美味しいが高いところが多い。

 北のほうにいくとバリエーションに欠ける。

 中国は安全性が怖い。

 世界中の料理を食べたわけではないので、隠れた美食国があるかもしれないが。



 日本はバリエーションが豊富、レストランは専門店が多く、

 高いところから安いところまで安定の美味しさ。


 それからオモテナシ・サービスのレベルが高い。

 だから日本が世界最高の美食国と称賛する外国人は多い。



 オレはこの世界にきた当初、周りに生えている果物だけで毎日を維持していた。

 というか、ひょっとしたら食い物が不要かもしれん。

 なんか、オレは高次元生命体になっているみたいだし。


 しかし、食欲は記憶として残っている。

 オレはご飯・味噌汁に固執するタイプではないが、美味しい食い物は食べたい。



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