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05 孤児院3 習熟が速い

初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。

【孤児院3】転移元年8月


 さて、こんな生活を1ヶ月ほど続けた。

 最初に成果が出始めたのは自律訓練法である。


 魔力をどうこうとはしていなかったが、お腹の暖かさに注意を向けるようになった子たちが自然と魔力を検知できるようになってきたのだ。


 そうなれば今度は魔力の循環だ。

 自己訓練法により全身がリラックス状態にあるため、比較的簡単に全身に魔力を循環させられるように見える。


『一般的に魔力感知に数ヶ月から半年。さらに魔力循環にやはり数ヶ月から長いと数年かかる。主ほどではないが、順調な仕上がりだな』


 ロボ曰く、おそらく標準の数倍のペースで習熟していっているという。



 他の学習でいえば、九九は一ヶ月ほどで全員が覚えた。

 九九はこちらの言葉に合わせて若干アレンジしてある。

 日本だとオレの場合、確か小2で習う範囲だ。

 反復復習が大切なので、毎日唱和させている。


 計算は結構個人差がある。

 ただ、習熟の極端に劣る子供がいないのには安心した。

 できない子は本当にできないからな。

 一ヶ月で前世の小3程度の学力は身につき始めている。


 5歳を始めとして小学校の低学年と思われる子が数名いる。

 その子たちもなんとか学習についてくることには驚いた。


 前世であっても結構な英才教育だ。

 何となくこちらの子は早熟のような気がしてたが、そうなのかもしれない。

 成人年齢が15歳というしな。


 身体的なものはともかく、精神年齢は前世よりも明らかに高い。

 5歳の子でもかなりしっかりした受け答えをする。

 11歳の子はもう高校生ぐらいなんじゃ、というような発言をする。


 もっとも、日本でも戦国時代の成人年齢は低かった。

 昭和の芸能人を眺めるとやけに大人びた人が多い。

 20歳ぐらいでも30歳ぐらいじゃ、と思われるような芸能人がいる。



 剣は素振りだけにして、身体能力アップのために遊びを入れた。

 鬼ごっことか缶蹴り遊びとか、ドッチボールとか。

 もうみんな気が狂ったように遊んでいる。


『うにゃうにゃうにゃ』


 ウニャくん、少し落ち着こうね。

 モフモフたちも混じって遊んでいる。

 というか、モフモフたちが率先して遊んでいる。


 夜になったら、トランプをさせるようにした。

 数字になれさせるためだ。

 みんな、あっという間に遊び方をいくつか覚えた。

 7ならべとかババ抜き、ブラックジャックとかである。


『9時になったらトランプ終わり。寝る時間だぞ』


 ウチには簡易時計がある。

 夜ふかししても遊ぼうとするため、9時でトランプを取り上げた。

 みんなブーブー不平を言っていた。

 しかし、昼間の遊びのせいでベッドに横になったらあっという間に寝てしまう。



 日々の生活に慣れてきたら、掃除当番とか食事当番、洗濯当番を割り当てた。

 子どもたちにより自立させるためにだ。


 掃除は建物内部にとどまらず、部屋の外もやり始めている。

 将来的にはトイレ掃除を魔法で行うようにしたい。


 食事に関しては床下に食物倉庫と冷凍庫・冷蔵庫を設置した。

 冷凍庫は氷魔法、冷蔵庫は氷を置いておく簡易冷蔵庫である。


 食事も簡単なものから随時覚えてもらっている。

 最終的には魔法を多用するにしても、実際の料理の手際を覚えておくと

 魔法のかかり具合に相当な差がある。


 それは掃除や洗濯にしても同じだ。

 将来的にはいろいろなことを魔法で置き換えうるのだろう。

 しかし、実際に掃除や洗濯をしておくと魔法の効率が高い。



 それと部屋はざっくり男部屋と女部屋に分けた。

 こいつらに個室は不要そうだし、今後を考えると効率がよさそうだ。


 あと、みんなで新しい遊びを考えさせた。

 こちらは掃除とかと違って、みんな真剣に楽しそうに話し合っている。

 固まったら、さっそく開始だ。


 こっちはオレらが言わなくても勝手に話をすすめていく。




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