01 拠点2緩衝地帯に家を
初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。
【拠点2緩衝地帯に家を】
モフモフたちの反応が良すぎるので、メシ関係を充実させてみようか。
というか、モフモフ用の食堂を作るか。オレも食いたいし。
そう考えたオレは、モフモフたちと相談のうえ、
活動拠点を世界樹の森の東にすることにした。
そこら辺が一番食材が充実していたからだ。
街に近くて、食材も手に入りやすいしね。
世界樹から東へ40kmほど行くと、幅50mぐらいの川が流れている。
これを仮に世界樹川と名付ける。
この川を伝って南東へ下っていくと200kmほどで草原地帯になる。
この草原地帯が人間生息エリアとの緩衝地帯で、幅が20kmほどある。
緩衝地帯の外周には、ランスター王国の作った壁がある。
その壁は世界樹川の北側から北の帝国との国境まで断続的に伸びている。
川の南側は川沿いの一部を除き、砂漠化しており、人は住んでいない。
緩衝地帯は、魔獣が活動するには魔素濃度が低すぎ、
人間が活動するには魔素濃度が高すぎる。
つまり、両者ともに活動するには不向きなエリアである。
この緩衝地帯は、川の両側にもできている。
川は魔素を海まで流し込んでいるようで、
川の両側はずっと魔素濃度の比較的高いエリアが続く。
オレはその緩衝地帯に拠点その2を作ることにした。
世界樹からは東南、世界樹の森の外周に沿って川の南側、という地点だ。
川から数kmほど離れている。
将来は、海へつながる運搬路として、この川を利用するつもりだ。
形は拠点1と同じである。
『ふろ、おおぎぐすてほすい』
エーガさんだけじゃなくて、みんな風呂大好きだね。
露天風呂風にして、熱いのとか冷たいのとか、スーパー銭湯風になってきた。
まあ、のぼせないように。
そして、その周囲に畑や牧場を作った。
なお、今後のことを考えて、次の魔道具を作ってみた。
作成はピョン太である。
水道魔道具 上水道
火魔道具 いわゆるチャッカマン
シャワー用魔道具 温水魔法 温度調節可能
排泄物分解魔道具 バイオ魔法 微生物による分解
生ゴミ分解魔道具 バイオ魔法 微生物による分解
洗濯用魔道具 洗濯機+乾燥機
簡単な清浄魔道具 帰宅時に簡単に汚れを払う
温風魔道具 ドライヤーやエアコン
冷風魔道具 エアコン
温風・冷風魔道具はモフモフたちには好評だった。
特にこの地域は亜熱帯に近い。
一年の半分近くの日が最高気温30度を越える。
軽く冷風魔道具をかけるだけでモフモフたちは大喜びで
昼は外に出なくなった。
逆に冬でも最低気温は5~10度ほどでさほど寒くないのだが、
一度温風を味わうと、魔道具の前に全員集合するようになった。
『だって、寒いのじゃ』
ナーガさん。シマエナガさんの格好でそんなこと言わないでください。
シマエナガって北海道の真冬でも元気にやってる鳥さんですよ。
今、何度だと思いますか。18度ですよ。18度。
もう野性味がまるでない。みんな、下手すると腹出して寝てる。
快適な環境の代わりに、モフモフたちにはいろいろ頼んでみた。
特に、緩衝地帯ー魔素の半端な地域を好む魔獣や植物を作り出すことだ。
外周近くにいる動植物を、緩衝地帯に慣れさせる実験を始める。
すると、魔力を定期的にかけていけば緩衝地帯でもいけることがわかった。
水のかわりに魔力(魔素)を必要とする、そんな感じである。
もっと楽なのは、世界樹川の水を利用することだ。
適度に魔素を含んでいる。
だから、世界樹川から拠点2まで水路を引っ張ってきた。
あと、忘れちゃいけない世界樹への礼拝。
みんなと朝晩に一緒に礼拝するのが習慣づいている。
世界樹から離れた所から礼拝しても効果は変わらない。
相変わらず温かみが心に流れ込んでくる。
拠点1のように、食事塚も設けた。
なんだか、オレたち魔牛さんたちを食べすぎている気がして、
気がひけるんだよね。時々。
仏教徒ではないが、必要な気がして設けたのだ。
世界樹のお導きかもしれない。
そういえば、オレは食事の前後に『頂きます』『ご馳走様』
って普通に言ってる。
日本人なら大抵言ってると思う。
これをモフモフたちも真似し始めた。
食事に関わる人や食材への感謝を示す言葉として、
美しい言葉のような気がするので、広めてもいいかもしれない。
【地図】
ちなみに、付近の地図はこの通り。
世界樹のある国はランスター王国。
【ランスター王国】
人口:1千万人
面積:約36万平方km 世界樹の森があるため、実際は25万平方km程度。
宗教:ローマン正教の分派であるランスター正教
ギリシャ神話のような神々、特に創造者を信仰。
首都:ヴァルディア
体制:王政
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