14 教会改革
初投稿です。誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。
とりあえず、最後まで書き終えました。煮詰めつつ投稿する予定です。
【教会改革】転移6年7月~
教会では大主教が代替わりをした。
そして、新たなる大主教の名のもとに大改革が行われた。
もともと正教の崇める神は多神教であり、その中のトップであるゼウスもどきを創造主と崇める。
ゼウスもどきの背景に世界樹を置くだけで、教義を変更することができた。
モフモフたち神獣も教義に加えられた。
そのものずばりではなく、どこかカリカチュアされた存在として描かれた。
モフモフたちには不評であったが、教民に親しまれることになり、モフモフたちにちなんだ寓話が数多くつくられることになった。寓話の集大成である『アイソーポス物語』は有名である。
主教や司祭、輔祭を集める。
彼等にこの世の真実として、地獄を見せる。
おまえたちがこのまま世の中を欺くと、向かう先はこのとおりだ。
救われたければ、世界樹を讃えよ。
2礼2拍手1礼あとは掃除して清めよ。
それが唯一のおまえらの救済だ。
“この世の真実”をたっぷりと教えられた宗教関係者らは、
その日からしっかり心を改め、新たなる教えに真摯に従うのであった。
教会は、体の良いユグド街の出張所に変貌した。
反対も何もない。
新たなる教えは教会に福をもたらしたのだ。
元々、教会は病院・学校・そしてワイン醸造をしているところが多い。
従って、それらの機能を強化することになった。
病院 世界樹の雫で回復魔法士不要に
学校 オレ製教科書初級編によりレベルアップ
ワイン醸造
よりよい品種の糖度の高いぶどう
衛生観念の徹底
よりよいワイン酵母
清潔なガラス瓶
密閉度の高いキャップ
極めつけは奇跡の水 世界樹の雫と世界樹の葉
また、併設してパン屋も始めた。
パン製造士を派遣し、パン製造の拠点とする。
この拠点は後に独立、農協ギルドの元となる。
圧力団体になっていくが、それはまた別の話。
教会は以前よりもずっと地域の住民から信頼されることとなった。
売上も倍増どころか大幅アップ、信者も増えた。
教会からの恵みを手に入れるには、『会員』になるしかなかったからだが、
彼等は喜んで信者になった。
2礼2拍手1礼、その後5分ほどの掃除。
要求されるのはそれだけである。
面倒な労働の義務はない
お布施も要求されない
ステータスチェックは無料で何回でも(ただし年1回)
そして、世界樹教会の各種サービスが受けられるのである。
しかも、礼拝を行ってみると確かに心の安寧がもたらされた。
信者になる、というのはむしろ住民の精神的保護として機能した。
ランスター正教は上に行くほど教義よりも算盤という連中が多かった。
そして、下に行くほど困窮していた。
世界樹の教えはどちらにも歓迎されたのである。
さほどの混乱もなく、当たり前のように世界樹がこの教えの中心に位置することとなった。
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