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10 訓練と焼き肉

初投稿です。未熟者ですので、誤字・脱字等ご指摘いただけると幸いです。

【訓練と焼き肉】転移元年4月~


 魔法訓練と並行して、オレは剣道と空手の練習を再開した。

 剣道は2段だから、そこそこ強い。

 本当に強いのは3~5段とかいう連中だけどな。全日本クラス。


 剣は木を削って刀状にし、周りを柔らかいものでくるんだ。

 その刀を持って、モフモフたちと地稽古だ。


 刀を柔らかいものに包んだのは相手の保護のためだが、全く必要がなかった。

 モフモフたちに刀が当たらない。全く当たらない。


 モフモフたちは稽古とか思っておらず、遊んでいると思っているようだ。

 ケラケラ笑いながら(多分)、オレの刀を交わしていく。


 奴らは明らかに手を抜いているのだが、時々軽くオレを攻撃してくる。

 そのたびにカウンターになり、頭がフラフラしてくる。

 カウンターは合わせるだけでも体の内部に効くぞ。


 ちょっとモフモフたちと差がありすぎて疲れた。

 稽古というよりはオレも遊びだと思って楽しむことにした。


 魔法訓練と格闘技訓練は毎日の日課にすると決める。

 モフモフたち以外の味方はいないからな。敵ばかりだ。


 後ろがいないのなら、敵は殲滅(せんめつ)しなくちゃいけない。

 どっかの漫画の知識だが。



 ただ、稽古はいいんだが飯に飽きてきた。

 毎日、果物っていうかマンゴーもどきとサクランボもどきしかない。

 両方とも好きだけどな。


 モフモフたちは飯ナシでも問題ないという。

 オレもそうかも? という疑問を振り切りつつ、オレは食材を探すことにする。

 飯のない世界で生きていてもつまらんからな。


 モフモフたちに動植物の生息地を聞いてみる。

 すると、森の中頃から外周近くは結構いろいろ魔動植物が見つかるらしい。


 外周から外へは魔素が低すぎて魔動植物には生息しづらい。

 逆に世界樹の森の中心地も魔素が濃くなりすぎて生存が辛いのだという。


 いい塩梅なのが、外周近くから内側100kmぐらいのエリアらしい。


 ちなみに、この森自体は半径200kmぐらいだ。

 実は、肉食植物である魔木は魔素を放出している。


 魔木は世界樹の眷属(けんぞく)でその影響下にある。

 その影響の半径が200kmである。


 世界樹から遠ざかるにつれて魔木の数は減少し、

 世界樹の影響のなくなる200kmから外は魔木も当然生存せず、

 急速に魔素濃度が薄くなる。



 外周近くをうろついていたら、すぐに見つかった。でっかい豚の群れだ。

 ファンタジーで有名なオークじゃないぞ。魔豚らしい。


 魔豚は、普通の豚が魔素に適応し、繁殖したものらしい。

 魔牛、魔鶏、魔狼、魔犬なんでもいるぞ。


 さくっと数頭を手に入れる。

 すぐに解体。解体はロボが上手だ。オレにはムリ。


 生臭いものは世界樹のそばでは(はばか)れる。

 世界樹から少し離れたところを焼き肉会場にする。

 魔木にどいてもらい広場を作ると、豚肉を解体する。


 内臓は欲しい人と、どいてもらった魔木にお裾分けする。

 奴らは肉食だからな。

 豚は血を抜き、適当な大きさに切り分けて、焼き肉にする。


 みんな火魔法を所持しているから、火の強さに気をつけながら肉を焼いていく。


『ところで、兎くんと鶏くんたち。君たち草食だよね?』


 と聞いたら目線をそらした。

 いつもは肉を食べないが、肉を焼く匂いに我慢できないらしい。


 その間に調味料を探したら、岩塩があったというか、ピョン太が探してきた。

 彼は鉱石のスキル持ちだ。


 久しぶりの焼き肉、簡単に塩をふっただけだが、なかなかうまい。

 日本の黒豚を軽く凌駕している。

 ロボによると、魔獣化すると肉が旨くなるらしい。


 猫、狼、狐、兎、鶏、ヒヨコといっしょに肉を食べる。

 彼らも大絶賛だ。焼き肉は初めてらしい。


 ウニャ丸は前世でも焼き肉を食べているが、魔獣の焼き肉は初めてらしい。

 ウニャウニャいいながらかぶりついている。もちろん塩抜きで。

 尻尾がぴんこ立ちしている。



 皆うまいうまいを連発しながら(多分)焼き肉を食べていると、ドラゴンがやってきた。ナーガとエーガだ。


 あいつら、世界樹を少し離れただけでドラゴンに戻ってしまう。

 といっても、大型犬ぐらいの大きさだが。


(わらわ)にも分けるのじゃ』


 ナーガが言うには、世界樹から離れたら気を抜くとドラゴンに戻るらしい。

 それに、シマエナガではちょっとしか食べれんではないか。


 あんた、どんだけ食べるつもりなんだよ。なんだかイメージが爆オチしてるぞ。


『ケチくさいことを言うでない。本当の大きさになってもいいのじゃぞ?』


 すみません。それはやめてください。

 ナーガは元々は体長10m、翼幅40mの翼竜だ。


 エーガにも話を聞いてみる。


『ヤギニグどごはじめでたべだげんど、うんめーな』


 怪しい東北弁っぽい言葉で話すエーガ。


 こちらは本来は体長50mの古龍である。

 ブレス一吹きで惑星の半分が吹っ飛ぶという噂のこの惑星最強の存在である。

 ただし極めて穏やからしい。というか、龍はみんな寛容で温和静穏だという。


 でも、確か食事が不要ってきいたような?


『匂いがいだら、たまらんだで』


 なんでこんなに旨いのか聞くので、血抜きのせい?と答えておいた。

 これで旨いとか言うのなら、熟成させた牛肉とかを焼き肉のタレで食べたら?



 長さ3mほどの巨大魔豚、3頭あったんだけどあっと言うまに食べちゃった。

 オレ、焼くのに必死でほとんど食べられなくて涙目。


 大好評だったので、次回は魔牛を熟成させてみようか。

 それと焼き肉のタレの材料集めが課題だな。


 焼き肉のタレは、照り焼き、ゴマダレあたりを狙ってみようか。




しばらくは6時と18時頃に投稿します

面白いと思った方、ブックマーク、ポイントを宜しくお願いします。

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