第二話 小鬼迷宮と進化
本格的に主人公が強くなっていきます。
第二話 小鬼迷宮と進化
神に対して、理不尽に切れた俺が暴れまわっていると。
グルァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
なんだこいつ、デカいな。
普通の、(上級小鬼が普通だと思っている)ゴブリンの体長の3倍はゆうにありそうな、巨大なゴブリンが出てきた。
まあ、図体デカいだけのやつの攻略は簡単d
シュッ
ドゴッ
バギバギバギ
前言撤回、図体デカいと、速度が遅くなるもんだがコイツ、筋力でカバーしてやがる。
めんどくせえな、巨体の唯一の弱点カバーされるのはキツイ。
後コイツのステータスはっと。
名 無し
種族 小鬼将軍
レベル 15
HP200 MP500
筋力800 耐久力 950
抵抗力610 素早さ 100
スキル
怪力 小鬼統率 武器術レベル7 筋力移動 将軍覇気
称号
小鬼将軍 エリアボス
コイツ、エリアボスか!!ゲームとかでよくある。(したことはない)
ステータスも俺の倍以上はある。
だが、やりようはある。
俺の筋力と体重を全て力の波としてぶつければいい。
それだけで仕留めたいが、世の中そんな甘くないと思うからな。
シュッ
’来た’!!
攻撃の力を肩甲骨の力でやんわり流し。
懐に入る。
脱力し体重を全て手のひらに乗せる。
手のひらを触れたところから力を波にして・・流す!!
ビュゥゥゥゥゥン
ドガッ
ぶっ飛び、後ろにあった壁にぶち当たり昏倒する、小鬼将軍。
落としていた、棍棒を拾い。
急接近してタコ殴り、何発か殴った後小鬼将軍は絶命した。
ふぅ、なかなかの強敵だったな。
このぐらいの強さの敵じゃねえと、面白くねえ。
《レベルが上がりました、10レベルに達したため進化可能です余った経験値は進化後に持ち越されます。エリアボスを討伐したためエリア報酬が支給されます、未踏破であったため、更に報酬が与えられます》
うお!!
またあの声か、てか進化?なんじゃそれ。
そんなことを思っていると目の前に宝箱のようなものが出現した。
これが、報酬って奴か?
【小鬼の大剣】・・ランクD小鬼将軍の最も得意とする武器で攻撃した時のダメージが+10される
【小鬼の血】・・ランクF小鬼の血液が入った瓶
大剣はどうでもいいが、血か。
俺は吸血鬼になったのだし血は必要だ。
まずいかもしれないが、我慢するしかねえな。
てかランクって?
ランク・・S・A・B・C・D・E・Fとありランクが高いものほど有用
マジか、あんま飲みたくねえな。
その前に、進化か。
あの声の後俺の視界の隅にずっと進化可能の文字が映っているのだ。
なんだ?押せってことか?
そう思い押してみると。
《進化先を選択してください
中位吸血鬼・・・下位吸血鬼よりも強力で、太陽に強さが増す
炎吸血鬼・・・弱点の一つである炎を完全克服成長は下位吸血鬼と変わらない
》
こんなん、決まってるだろ炎吸血鬼だ。
炎吸血鬼を選択すると棺が現れ俺の体は吸い込まれる。
ちなみになぜ、ステータスが高くなる中位吸血鬼を選ばなかったかというと。
こちらでも、太陽への耐性は上がるし、弱点を突かれたら、ステータスの高さ関係なく殺されることは分かっている。
そんなことを考えながら、暫くすると俺はいつの間にか気を失っていた。
・・・
う、う~ん。
いつの間にか棺は消え去り俺は地面に放り出されていた。
何なんだ?あの棺。
まあ、どうでもいい。
ステはっと。
名 無し
種族 炎吸血鬼
レベル 1
HP 200 MP600
筋力 450 耐久力 600
抵抗力 800 素早さ500
スキル
・・・炎完全耐性 炎魔法
称号
進化したもの 吸血鬼 転生者 太陽に嫌われし者
うん、予想通りいい進化だ。
《次の進化可能レベルは15です》
《持ち越した経験値によりレベル3になりました》
そういや、経験値持ち越すとか言ってたな。
レベル3だからあと12レベ上げればいいか。
だが、さっきの報酬の血、飲んだらどうなるんだろう。
そう思い飲んでみる。
ゴクゴク
う~んうまいとは言えないが。
滅茶苦茶まずいとも言えない、微妙な味だ。
《吸血、の実績が解除されました。経験値が贈呈、レベルが8になりました》
実績なんてあったのか。
マイ〇クラみたいだな。(聞いただけ)
そんなことを思いながら再び洞窟を進む。
進むほど、ゴブリンは強くなっていく。
ついには小鬼将軍級の強さになってきた。
しかし、レベルが上がり進化した俺には大した障害にはならずサクサクと進む。
しかし、、レベル10を超えたあたりからレベルの上りが悪くなった。
う~ん、ゴブリン10匹倒したらレベルが上がっていたのに、100匹倒したくらいでようやく。
くらいになってきた。
向かってくるゴブリンを手当たり次第に倒し進んでいると。
広い部屋に出た。
その中心に、体長10mはゆうに超えそうな筋骨隆々のゴブリン?っぽいのがいた。
名 無し
種族 小鬼帝
レベル 59
HP 2000 MP4000
筋力 5000 耐久力 6000
抵抗力 4000 素早さ 1000
スキル
小鬼完全支配 怪神の怪力 王者ノ覇気 粛清 武器術レベルMAX 気配察知
称号
帝 王者 最終進化達成者 進化せし者 破壊の王
それは絶望・・だった。
(おいおい、ハードモードすぎるだろ)
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