学校やめます! 1
そしてそのペナルティーとして学校に行くわけだ。
「行ってきます」
ドアを開けるとそこには、ギルマスがいた。僕が来ないかもしれないから迎えに来たんだそうだ。
「おはよう友紀くん、いい天気だね!入学式日和じゃないか!」
そして僕たちは車に乗り学校に向かった。
「でかいなぁー」
僕は門の前に立っていた。
学校はヨーロッパの城のような風貌で門だけでも3メートルはあるように思える。
能力者が集まるので危険がないようにすごい重厚な壁に覆われている。
「さー入ろっか」
ギルマスはどこまでついてくる気だろう?
「どこまでついてくる気だろう?みたいなこと考えてるだろ?」
そう、ギルマスはエスパーだった。
相手の考えてることがわかるらしい。
でもその時考えてることがわかるだけで、深層心理がわかるわけではない。
「君が式場に入ったら帰るさ」
そんなことを話しながら僕らがとぼとぼ歩いていると、
「ついたな!」
ここが式場らしい。
てかここまで何分かかった?
10分はかかった気がする。
「そんなかかってないよ。5分くらいだよ」
ギルマスはそう言うと
「じゃあ私は仕事があるから帰りますね」
そう言うと帰っていった。
式場のまえには、受付がありそこに向かった。
「相良友紀です。」
すると受付の人は
「これ学生証ね。椅子が並んでるから好きなところに座って」
僕は学生書を受け取ると式場内に足を運んだ。
中は大学の講堂みたいな感じになっていて、まだ人は少なくまばらに座っていた。
僕は一番後ろの角に座り顔を伏せた。
式はあっという間に終わった。
まー寝てたからだけどね!ドヤ
すると前におじさんが立っていた。
「今からクラス分けのテストをします」
「自分の列の前にいる職員についてきてください!」
なんとまーめんどくさい行事があった。
しかしここであることを思いついた。
「この学校で一番強い人倒せば、飛び級で卒業できんじゃね?」