ギルマスの暴走
それは僕が家のベッドでゴロゴロしていた時のこと。
ダダダダダという階段を駆け上がる音が聞こえた。
すると
「ゆきぃぃぃぃぃぃぃおきろぉぉぉぉぉ!!」
そこにいたのはギルマスだった。
「・ル・・zzz」
「寝るなぁァァァァァァァァァァ」
そしてギルマスは布団を剥がそうとした、が出来なかった
なんと友紀は念で布団を固定していたのだ。
「くそぉぉぉぉぉぉずるいそぉぉぉお!!」
しかし今日のギルマスは違う!
「こうなったら・・・あきさぁぁぁぁん」
そう母上を召喚しやがった!
渋々起きたところでギルマスは肩で息をしていた。
「なんの用?」
急に起こされて不機嫌な僕は、目を細めて言った。
「我々では手に負えないクエストが3件も残っているのだ!」
「日本では君しか出来ない。だが君はこんな綺麗な私が招集しても来ないではないか!!」
そうギルマスは女性なのだ。そして綺麗らしい。名前は・・・・なんだっけ?
「何とかさん、わざわざ来なくてもいきますよ。」
するとギルマスは頭に青筋を立てた
「何回呼んでも来ないから来たんでしょ!そして私の名前そろそろ覚えてください!三瀬香織です!」
そう言う彼女は、
「あなたには、社会の常識が足りません!いいですかギルドと言うのは、・・」
30分程経っただろうか。
彼女は一度話すと長い。
そして最後にこう言い放った!
「あなたには人としての気持ちが足りません!なので学校に行ってもらいます!!」
冒険者は、ある一定のランクを超えると学校に行かなくてもいいのだ。
なのに学校に行けだと?
何でこんな寒い時期に外に出なければいけないのだ!
そんなことを考えていると、ギルマスは紙を取り出した。
「ここに、サインがある!見覚えがあるだろ!」
そう、これは僕が小学生の時にギルドに入る際にサインした物だった。
「ここには、ギルドの招集には必ず応じなければならないと書いてあるだろ!その続きを読んでみろ!」
僕はその紙を受けとりめを見開いた。
「なんだ・・・これは・・・」
そうそこには、
「招集には応じなかったものには、ペナルティが課せられる」