トイレの神。
お久しぶりです。試験期間中ですが1話投下しておきます。久しぶりに笑ってくれれば幸いです。
メタリックスライムを倒した後はスライムがセリアによって来ることはなくなった。多分この草原のスライムを全て倒しちゃったのか。
「ありがとうセリア、おかげで経験値稼ぎとお金稼ぎ両方できたよ、ってあれ?おーいセリアー!」
「あ、ああ。スライムがいっぱい。スライムが……いっぱい」
バッタ。セリアがうわ言を言って倒れた。
「あれ、セリア?おーい!」
セリアが死んだ、この人でなし!って俺か。うーん、最弱のスライム如きで気絶するなんて大丈夫かな?まあとりあえずセリアが起きた時に頭が痛くないように膝枕でもしとくか。先に言うけど決してそれ以外の深い意味はないからね!さてと、セリアが起きるまで暇だしレベルアップしたステータスでも確認しとくか。
Lv 15
Male
HP186/186
MP148/148
ATK152
DEF134
DEX187
INT197
SPD176
スキル【トイレ錬成能力Lv1】
おお、結構上がるな。今の俺なら何でもできる!そんな気がする。ん?気のせいかなスキルのところの【トイレ錬成能力Lv1】が光ったような…?恐る恐る【トイレ錬成能力Lv1】に右手の人差し指で触れた瞬間、光があふれ視界のそのすべてが見えなくなる。そして、気が付くとあたり一面真っ白なところに来ていた。いや、正確にはあたり一面真っ白なのに真ん中にポツンと一つ個室のトイレがある異様な場所に。
「ここは何処だ?てかなんでトイレ…」
開けてみるべきだろうか?いやいや、先ずはノックするか。コン、コン。あ、ちなみにトイレのノックの回数は二回だよ、間違えないように。
「入ってますか~?」
「入っとるぞ。さあ早くお主も入ってくるにのじゃ」
え???あの、え???人が入っているんだよな?入れってドユコト?しかも中にいるの男の人だよな。トイレで男の人と一緒に?アー!♂
「何をしておる?早く入ってこんか!」
い、嫌ダァ!俺はまだ(精神的に)死にたくなぁーい!
「ええい、さっさと入って来んか!」
く、クソォ。開けたくないのに右手が勝手に動きドアを開けてしまう。少しずつドアが開き隙間から光が漏れ出てくる。
〜トイレーには〜。それは〜それは綺麗なぁ〜♪
えっちょ。何でこのbgm?やめて、消されちゃう!
「ワシみたいな筋肉ムキムキマッチョの超絶スーパー神さまがいるんやで」
………………。
「おい、なんじゃ。ワシが現れたのにその反応は」
うん。閉じよう。絶対不審者だな。ドアを閉じ、
「って、なんだよ爺さん。ドアにしがみつかられてたら閉められないんだけど」
「待て、落ち着け。話があるのじゃよ。その、お主のスキルとか」
「俺のスキル?【トイレ錬成】の事か。まさか、あんた」
「そうじゃ、ワシがお主をこの世界によん」
腕を大きく振りかぶって〜。
「ぶっ飛びやがれ!」
「グハッ!」
ふう、ミッションコンプリート。悪は滅びた。あ、扉はもう閉めときました。さて、さっさと元の場所に帰り
「待たんかーい!いや、待って下さい」
どうやら、まだこいつとの話は終わらないようだ。
(っ'ヮ'c)<ウッヒョォォォォオ(っ'ヮ'c)<ウッヒョォォォォオ(っ'ヮ'c)<ウッヒョォォォォオ(作者は正常です)