表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界トイレ革命  作者: つっぱり
6/11

経験値稼ぎ

久しぶりです。

「せいっ、ほいっ、そいっと」

 セリアに迫りくるスライムに消臭剤の青い粒を投げる。


 ピロリン♪ピロリン♪ピロリン♪


 スライムを倒していくとスマホから音が鳴り、そのたびにそれを投げる速度が上がっていく。


「(^ω^ ≡ ^ω^)おっおっおっレベルがどんどん上がってくぜ!セリアもする?あれ、セリア?」


ふとセリアの方を確認すると白目で泡を吹いた状態で立っていた。


「おーい、生きてるかー」


 セリアの肩を掴み揺らすが反応は無い。仕方ない、意識が戻るのを待つか。


「うん、あれはなんだ?」


 形はスライムと全く同じ。しかし、その表面のボディの色はシルバー。つまりあれは倒せば経験値が馬鹿みたいに手に入る。


「「メタルスライム!」「メタリックスライム!」ってあいえー?」


 ありゃ、もしかして名前間違えた?絶対ドラ〇クエだと思ったんだけどな。それとセリア起きたんだね、おはよう。


「バカ、何をぼさっとしている!早く逃げるぞ」

「え、なんで?倒そうよ」

「メタリックスライムには魔法も物理攻撃も効かないんだぞ」


 ドラ〇エでも初めの内は倒せなかったしな、あいつ逃げるし。


「もういい!私だけでも」


逃げようとするセリアの手を掴む。


「まあまあ、そう焦るなって。あちらさんもここにたどり着いたようだし」

「嫌だー!!私はまだ死にたくない!」


全くセリアはスライムごときに何でこんなに叫んでるのか。


「さてと、俺の経験値になってくれ。メタリックスライム!」


メタリックスライムに消臭剤を投げる。


ヒュンッ!ハルマの攻撃。しかし、メタリックスライムは躱した。


「ほえ〜、やっぱりスピードは早のか。それ、せい!ほいやっと!」


連続で消臭剤を投げるがその全てをメタリックスライムに避けられる。


「あー、クッソ。全然当たらない。仕方ない最終手段だ」

「おいちょっと待てハルマ何故私の腕を掴む!?離せ!離してくれ!」


セリアの腕を掴みメタリックスライムにぶん投げる。


「い、嫌アアァァァァァァァァ!」


メタリックスライムにセリアがくっつくとメタリックスライムは微動だにしなくなった。


「よし、作戦成功。後は当てるだけ」


動かなくなったメタリックスライムに消臭剤を落とす。すると、いつものように音を立てて溶けていった。


ピロリン♪ピロリン♪ピロリン♪ピロリン♪…


レベルアップの音が流れていった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ